昨年までDTMドイツツーリングカー選手権に参戦していたミゲル・モリーナは、フェラーリのGTマシンを走らせるスピリット・オブ・レースからWEC世界耐久選手権に参戦するとみられている。
2010年から7シーズンにわたってアウディからDTMに参戦したモリーナだが、今季はDTMの参戦台数が削減された影響を受け、同陣営でのシートを失った。
長年フェラーリのセミワークス、AFコルセに所属したジャンマリア・ブルーニがポルシェに移籍したことに伴い、チームは昨年末にトライアウトを実施。このテストにモリーナも参加したが、ブルーニの後任はアレッサンドロ・ピエール・グイディに決まっている。
モリーナはトライアウト後、AFコルセが運営するスプリット・オブ・レースからオファーを受けたとみられ、WECのGTEアマクラスにフル参戦することが予想される。
フェラーリ488 GTEを走らせるスプリット・オブ・レースのドライバーは、トーマス・フローアとフランチェスコ・カステラッチの2名がすでに決定済み。両名は12年よりAFコルセでレースに参加しており、昨年はGT3ル・マン・カップを戦っている。
また、モリーナは今季、SMPレーシングからブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップへの参戦が決まっている。ダビデ・リゴン、ビクトール・シャイターとともにフェラーリ488 GT3をドライブする予定だ。
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