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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2024.03.01 18:55
更新日: 2024.03.01 19:08

FP3最速はキャデラック、好調ポルシェ勢が続く。LMGT3はアストンとフェラーリが接戦【第1戦カタール】

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ル・マン/WEC | FP3最速はキャデラック、好調ポルシェ勢が続く。LMGT3はアストンとフェラーリが接戦【第1戦カタール】

 WEC世界耐久選手権第1戦『カタール1812km』のレースウイーク2日目。中東カタールのルサイル・インターナショナル・サーキットでは3月1日(金)、予選前最後の走行セッションとなるフリープラクティス3回目(FP3)が行われ、キャデラック・レーシングの2号車キャデラックVシリーズ.R(アール・バンバー/アレックス・リン/セバスチャン・ブルデー組)が最速タイムを記録した。

 週明けの月曜日から2日間の日程で行われたプロローグテストと、前日のレースウイーク走行初日に続き晴天に恵まれたルサイル・インターナショナル・サーキット。この金曜は夕方に予選が控えるなか、60分間のプラクティス3が現地11時から実施された。

 FP3の開始から15分を迎える直前、59号車マクラーレン720S GT3エボ(ユナイテッド・オートスポーツ)がターン5でスピンし、グラベルに捕まったため6分間の赤旗中断があった同セッションだが、これ以外にアクシデントはなく、1周に留まった77号車フォード・マスタングGT3(プロトン・コンペティション)を除く計36台のマシンは精力的にラップを重ねていった。

 そんななかベストラップを刻んだのは、アレックス・リンが乗り込んだ2号車キャデラックだった。チップ・ガナッシ・レーシングが運営するこのマシンはセッション序盤に1分40秒667を記録。同じくセッションの早い段階で自己ベストを出した5号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)を駆るマット・キャンベルのタイムを0.180秒上回った。なお、ポルシェ963は姉妹車の6号車が前日のナイトセッションで1分39秒990というタイムを出しており、それと比較すると両者とも後れを取っている。

 ポルシェは3番手と4番手にも963を送り込み、1分41秒121をマークしたハーツ・チーム・JOTAの12号車に、アンドレ・ロッテラー組ポルシェ・ペンスキー6号車が僅差で続いた。5番手となった94号車プジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ)もストフェル・バンドーンのドライブで1分41秒176を記録している。

 この後ろには83号車(AFコルセ)と51号車(フェラーリAFコルセ)フェラーリ499Pのペアが並び、プジョー9X8の姉妹車93号車が8番手に。ニック・デ・フリースがベストタイムを出した7号車トヨタGR010ハイブリッド(TOYOTA GAZOO Racing)は1分41秒535というタイムで9番手、フェラーリAFコルセの50号車がトップ10リザルトを締めくくった。トヨタのもう一台、平川亮組8号車GR010ハイブリッドは17番手に沈んだ。

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