WEC世界耐久選手権は5月6日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで第2戦の決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO Racingの8号車(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/アンソニー・デビッドソン)が優勝。2位に7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉)が続き、トヨタがワン・ツーフィニッシュを飾った。
6時間の決勝レースでは、2番手スタートの7号車トヨタがレースの大半をリード。しかし、2度のフルコースイエローが、僚友8号車トヨタを援護する形となった。
可夢偉とコンウェイがドライブする7号車トヨタはレース開始から3時間が経過した時点で総合2番手の8号車トヨタに対し、25秒ものリードを築いてみせる。
レース残り3時間を切ったタイミングで、LM-GTEアマクラスの86号車ポルシェ911RSRがホームストレートでストップ。これによりレース1度目のフルコースイエローが導入される。
トップの7号車は、このタイミングでルーティンのピットへ。可夢偉からコンウェイへとステアリングを引き継ぐ。
一方、総合2番手を走る8号車トヨタはステイアウトして、7号車トヨタより1周遅れてピットイン。ドライバー交代は行わずピットアウトすると、8号車トヨタの一貴は15秒ものアドバンテージを手にして総合首位に躍り出た。
しかし、総合2番手を走る7号車トヨタのコンウェイのほうがラップペースがよく、コンウェイはファステストラップを記録する速さで一貴を猛追。レース残り2時間の時点で一貴の3.9秒後方まで迫ってみせる。
■トヨタ勢の優勝争いは2秒差でファイナルラップへ
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