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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.08.28 14:55
更新日: 2018.10.16 20:17

IMSA:燃費が勝負を分けた第10戦。乱戦のなか3号車コルベットが逆転優勝

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ル・マン/WEC | IMSA:燃費が勝負を分けた第10戦。乱戦のなか3号車コルベットが逆転優勝

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)は8月27日、バージニア・インターナショナル・レースウェイで第10戦が行われ、コルベット・レーシングの3号車コルベットC7.R(アントニオ・ガルシア/ヤン・マグヌッセン組)が総合優勝。2017年シーズン3勝目を挙げた。

 GTLMとGTDクラス、2つのGTクラスのみで争われた第10戦。前日の予選で2戦連続ポールポジションを獲得したフォード・チップ・ガナッシレーシングの66号車フォードGTはスタート直後、BMWチームRLLの25号車BMW M6 GTLMに交わされ2番手にドロップ。その後は徐々にリードを拡げられてしまう。

 早々に首位に浮上した25号車BMWはその後、好ペースを維持しながら周回を重ねレース終盤までトップで快走を続ける。

終盤までレースをリードし続けた25号車BMW M6 GTLM
終盤までレースをリードし続けた25号車BMW M6 GTLM

 一方、2番手以下はレース中盤以降、接近戦が展開される。1回目のピットイン後、6番手から2番手に浮上したリシ・コンペティツオーネの62号車フェラーリ488 GTE、66号車フォードGT、3号車コルベットが約1秒間隔で連なり、その後方にはコルベットとフォードそれぞれの僚友、4号車コルベット、67号車フォードGTが続いた。

 スタートから1時間50分。3台による2位争いが約1時間に渡って展開されるなか、燃費走行によって第2スティントをライバルたちより伸ばした3号車コルベットが、オーバーカットを成功させ66号車フォードを攻略。3番手に浮上する。また、レース残り時間30分となったところで2番手を走る62号車フェラーリがコースオフ。これにより労せず2番手となった。

 トップの25号車BMWはこの間も悠々と快走を続けていたがレース終盤、燃料が足りなくなりレース残り15分のタイミングで3回目のピットイン。スプラッシュ・アンド・ゴーでコースに復帰したもののポジションは4番手となってしまう。

2位に入ったフォード・チップ・ガナッシレーシングの67号車フォードGT
2位に入ったフォード・チップ・ガナッシレーシングの67号車フォードGT

 レース最終盤に首位に浮上した3号車コルベットはそのまま今季3回目のトップチェッカー。2位には67号車フォードGT(ライアン・ブリスコー/リチャード・ウェストブルック)が入り、62号車フェラーリ(ジャンカルロ・フィジケラ/トニ・バイランダー)が3位につけた。

 なお、チェッカーの16分前まで3番手を争っていた66号車フォードと4号車コルベットは、サイド・バイ・サイドのバトルの末に接触。両車ともコースアウトしポジションダウン。66号車フォードが5位、4号車コルベットが6位でフィニッシュしている。

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