WEC世界耐久選手権第7戦、地元富士でライバルのポルシェを逆転しワン・ツー・フィニッシュを飾ったTOYOTA GAZOO Racingは11月3~5日、中国・上海インターナショナル・サーキットで行われるシリーズ第8戦上海6時間レースに挑む。
第7戦で8号車トヨタTS050ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/アンソニー・デビッドソン)が2017年シーズン3勝目、7号車トヨタ(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス)とともに2回目のワン・ツー・フィニッシュを達成したトヨタ。
前戦からの勢いを維持して臨む上海は、富士スピードウェイと同様に1km以上のストレートが存在するほか、ダウンフォースレベルもそれほど高くなく、トヨタにとっては2012年からの5戦で2勝をマークするなど相性は比較的良好。昨年も勝利こそ逃したものの、2台のトヨタTS050ハイブリッドが表彰台を獲得している。
また、今シーズン新たにドライバーラインアップに加わったホセ-マリア・ロペスにとっても、これまでのサーキットとは異なりWTCC世界ツーリングカー選手権での走行経験があるコースとなることから、ドライバーズタイトルを争う8号車トヨタの4勝目とともに7号車トヨタの今季初優勝への期待も高まる。
ランキング争いでは8号車トヨタのブエミ/一貴組がランキングトップの2号車ポルシェ(アール・バンバー/ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー組)から39ポイント差、マニュファクチャラーズ選手権では58.5ポイント差と、依然として厳しい状況にあるものの上海で差を詰め、最終戦バーレーンでの逆転戴冠という目標に向かい、チームは総力をあげて週末のレースに挑む。