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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.07.02 20:28
更新日: 2018.07.02 20:33

ブランパンGTアジア:鈴鹿はアウディ、ランボルギーニが勝利分け合う。木下隆之/砂子塾長組BMW M4が初優勝

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ル・マン/WEC | ブランパンGTアジア:鈴鹿はアウディ、ランボルギーニが勝利分け合う。木下隆之/砂子塾長組BMW M4が初優勝

 ブランパンGTシリーズ・アジアは6月30~7月1日、第3ラウンドが三重県・鈴鹿サーキットで行われ、土曜に行われたレース1はアブソルート・レーシングの3号車アウディR8 LMS(マーティン・ランプ/フランキー・チェン組)が、日曜のレース2ではFFFレーシング・チーム・バイ・ACMの19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3(マーティン・コドリック/デニス・リンド組)がそれぞれ初優勝を飾った。

 ここまで2ラウンドを終えてグループM・レーシング・チームが開幕4連勝を飾っている今季のブランパンGTシリーズ・アジア。同シリーズでは成績に応じてサクセス・ピットストップ・ペナルティが与えられるが、今戦の舞台である鈴鹿ではこの“ペナルティタイム”が勝負の明暗を分けることとなった。

■レース1

 初優勝を目指し前日の予選でポールポジションを獲得したアブソルート・レーシングの3号車アウディだったが、迎えた決勝レース1のスタートではランプが2番手スタートの19号車ランボルギーニを駆るリンドに1コーナーで交わされ、いきなり2番手に後退してしまう。

 両車はその後、1秒前後の接近戦を展開しピットウインドウが開くレース中盤にかけてさらに接近するも、3号車アウディはピットイン間際に、混走するGT4勢のバトルにつかまり19号車ランボルギーニとのギャップを約4秒に広げられてしまう。

 しかし、FFFレーシングの19号車ランボルギーニは前戦で2位に入ったことで10秒のサクセス・ペナルティを受けるため、2台はピットで逆転。チェンに代わった3号車アウディがトップに躍り出る。

 全車のピットアウト後の2番手には3番手に順位を上げてきたクラフト-バンブー・レーシングの911号車ポルシェ911 GT3 Rがつけ、3号車アウディに対して激しい猛攻を仕掛けていく。1コーナーでサイド・バイ・サイドのバトルになるような激しいバトルが繰り広げられるなか、チェンはなんとかこれをしのぎ切って0.870秒差でトップチェッカーを受けた。

 序盤のレースをリードした19号車ランボルギーニは3位、ハブオート・コルサの27号車フェラーリ488 GT3が4位、グループM・レーシング・チームの999号車が5位に入った。

3号車アウディR8 LMS

 グループM・レーシング・チームの666号車メルセデスAMG GT4がポールポジションを獲得したGT4クラスでは、オープニングラップでクラス首位を奪取したBMW Team Studieの木下隆之/砂子塾長組81号車BMW M4 GT4がそのまま逃げ切ってシリーズ初優勝を達成。

 BMW Team Studieは僚友82号車BMWも3位表彰台を獲得し、鈴鹿での母国ウインに華を添えた。ポールスタートから一時は5番手まで順位を下げていた666号車メルセデスは最終的に2位でレース1を終えている。

81号車BMW M4 GT4


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