8月14日、三重県の鈴鹿サーキットは8月24~26日に開催される第47回サマーエンデュランス『鈴鹿10時間耐久レース(SUZUKA 10H)』の最新版エントリーリストを発表した。
2018年に初めて開催される鈴鹿10時間レースは、オーストラリアで行なわれるバサースト12時間やベルギーのスパ・フランコルシャンを舞台とするスパ24時間など、世界的に著名なスポーツカーイベントを組み込む耐久レースシリーズ、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの第3戦として行なわれる。
IGTCにフル参戦する海外勢に加えてスーパーGT300クラス、スーパー耐久シリーズなどに参戦している日本チームも数多く出場する今戦はいよいよ開催まで2週間を切り、大方のチームの参戦体制が確定。これらを反映した暫定エントリーリストが8月13日付けで公開されている。
最新版のエントリーリストでは、これまで未発表となっていた各チームの出場クラスが明らかになり、マシンごとに“Pro”“Pro-Am”“Am”というように3クラスにカテゴライズされた。
総合優勝を争うProクラスにMercedes-AMG Team GOOD SMILEやBentley Team M-Sport、KCMGなどの有力チーム22台がエントリーする一方、ジェントルマンドライバーをラインアップに含むPro-AMには国内でおなじみのARN RacingやCarsTokaiDream28、海外のプロ-アマレースに参戦しているStrakka Racingなど12台が名を連ねている。なお、AMクラスはSATO, YAMASHITA-SS/Rn-sportsの1台のみだ。
このほかの変更点は、前回のエントリーリスト発表から今回までの間に参戦体制を明らかにしたアウディ陣営とCalaway Competition with BINGORACINGのチーム名およびゼッケンナンバー、ドライバーラインアップが追加されていることに加え、台湾に本拠を置くTeam AAIがSIGHA-Team AAIにチーム名を改めている。
さらに、777号車ホンダNSX GT3を走らせるCarguy Racingはドライバーライアップを一部変更。当初、木村武史/横溝直輝/ケイ・コッツォリーノ組という布陣がアナウンスされていたが、横溝に代わってランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアシリーズでコッツォリーノのコンビを組むアフィック・ヤジドがチームに加わることとなった。
現時点で4チームがドライバーを確定させていない2018年の鈴鹿10時間耐久。この中にはマクラーレンのワークス格であるGarage 59も含まれており、今後発表されるであろう最終版エントリーの内容が気になるところだ。