12月3日、SROモータースポーツ・グループはシリーズ全体のフォーマット変更に伴い、ブランパンGTシリーズ・アジアから『ブランパンGTワールドチャレンジ・アジア』へとリニューアルした新シリーズの概要を発表した。
ステファン・ラテル率いるSROが運営するブランパンGTシリーズは、ヨーロッパを転戦しながらスプリントカップとエンデュランスカップという異なるフォーマットのレースを戦っていく世界的に人気を博すGT3カテゴリーだ。
2019年、同シリーズはブランパンGTシリーズ・スプリントカップ改めブランパンGTワールドチャレンジ・ヨーロッパとなった欧州地域のスプリント戦とエンデュランスカップ、ブランパンGTシリーズ・アジアから改称した同ワールドチャレンジ・アジア、PWCピレリ・ワールドチャレンジから転じた同ワールドチャレンジ・アメリカの計4シリーズを包括するものとして生まれ変わる。
この変更は単なるシリーズ名の統一ではなく、エントラントを各チームから自動車メーカーに移すことを目的にしたもの。SROは2018年に参戦した12のマニュファクチャラーが、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジで行なっている現地チームへの支援、ならびにワークスドライバーを派遣する姿が、前述の各シリーズでもみられることを期待している。
そんなブランパンGTシリーズの屋台骨のひとつとなるアジアシリーズでは来季、レースフォーマットが変更された。レース時間は各イベント60分×2レースというものに変わりはないが、これまで混走していたGT3とGT4を別のレースとして開催することに。シリーズから分離するGT4は新たに発足するGT4アジアに移管され、ブランパンGTワールドチャレンジ・アジアの併催レースととして行われる。
また、カレンダーについては既報のとおり韓国・ヨンナムのコリア・インターナショナル・サーキットが加わることが決まり、2018年シーズンから1ラウンド増の全6ラウンドで開催される予定だ。