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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.06.14 04:27
更新日: 2019.06.14 05:34

ル・マン24時間:予選2回目で2台のトヨタTS050ハイブリッドがワン・ツーを占める。7号車が首位

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ル・マン/WEC | ル・マン24時間:予選2回目で2台のトヨタTS050ハイブリッドがワン・ツーを占める。7号車が首位

 第87回ル・マン24時間耐久レースは現地時間19時から2時間の予選2回目が行われ、マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組7号車トヨタTS050ハイブリッドが3分15秒497にタイムアップ。セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ組8号車トヨタが2番手につけ、TOYOTA GAZOO Racingがワン・ツーを占めた。

 走行2日目を迎えた第87回ル・マン24時間。初日は不安定な天候となったが、6月13日のル・マンは朝方こそ曇り空だったものの、昼すぎから晴れ間が広がり、ドライコンディションとなった。なおLMP1クラスでは、予選1回目の後にレベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13が、燃料流量計の誤申告により全ラップタイムが抹消されている。

 6月12日に行われた予選1回目では、7号車のアタッカーを務めた小林可夢偉、そして8号車の中嶋一貴とも「トラフィックでタイムが出せなかった」と語ったとおり、満足のいくアタックができなかったTOYOTA GAZOO Racingの2台は、19時のコースオープン前に早々にピットレーン出口に並ぶと、早々にアタックを開始した。

 まずは可夢偉の7号車が3分15秒497を叩き出し、さらに「できれば最前列に並んでおきたい」と語っていた一貴の8号車が3分15秒908をマーク。これでトヨタTS050ハイブリッドの2台がトップ2を占めた。

 その後は各車大きなタイムアップもなく、ドライバー交代を行いながらセッションが進んでいたが、19時25分にレベリオン・レーシングの3号車レベリオンR13から白煙が上がりストップ。ユノディエールの第2シケインからミュルサンヌにかけて液体漏れがあったとして、この処理のために赤旗中断となった。

 走行は19時50分に再開されるが、再開後の19時57分にニール・ジャニがドライブする1号車レベリオンが3分17秒313までタイムを上げ、4番手に食い込む。ただ、その後は大きな順位の変動はなく、最終的なポールポジション争いは予選3回目に持ち越された。

 予選2回目終了時点で、トップは7号車トヨタ。8号車トヨタが続きTOYOTA GAZOO Racingがワン・ツーとなった。3番手にはSMPレーシングの11号車BR1。4番手には1号車レベリオンがつけている。

 LMP2クラスはドラゴンスピードの31号車オレカの首位は変わらないが、2番手にはジャッキー・チェンDCレーシングの38号車オレカが浮上。シグナテック・アルピーヌ・マットムートの36号車が3番手となっている。

 LM-GTE Proクラスは、ポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSRが3分49秒388をマークしトップに。コルベット・レーシングの63号車シボレー・コルベットが2番手に続いた。3番手には予選1回目首位の67号車フォードGTがつけている。

 LM-GTE Amクラスは、予選1回目でマッテオ・カイローリがマークした3分52秒454を破るマシンは現れず、星野敏/ジョルジオ・ローダ/カイローリ組88号車ポルシェがクラス首位をキープしている。また、カーガイ・レーシングの57号車フェラーリは、木村武史が習熟に努めた後、終盤にはコム・レドガーがアタックを行い、クラス5番手に浮上した。石川資章が乗るMRレーシングの70号車フェラーリはクラス14番手につけている。

8号車トヨタTS050ハイブリッド
8号車トヨタTS050ハイブリッド
SMPレーシングの11号車BR1
SMPレーシングの11号車BR1
レベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13
レベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13
92号車ポルシェ911 RSR
92号車ポルシェ911 RSR
63号車シボレー・コルベット
63号車シボレー・コルベット
LM-GTE Amクラスのトップをキープするデンプシー・プロトン・レーシングの88号車ポルシェ
LM-GTE Amクラスのトップをキープするデンプシー・プロトン・レーシングの88号車ポルシェ
カーガイ・レーシングの57号車フェラーリ
カーガイ・レーシングの57号車フェラーリ


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