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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.11.02 14:23
更新日: 2016.12.26 19:23

IMSA:ニッサンが来季の新型デイトナ・プロトタイプにエンジン供給を決定

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ル・マン/WEC | IMSA:ニッサンが来季の新型デイトナ・プロトタイプにエンジン供給を決定

 ニッサンが来季のIMSAユナイテッド・スポーツカー選手権(USCCウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ)に向け、現在パトロンテキーラのカラーリングで戦うエクストリーム・スピード・モータースポーツ(ESM)と契約を結び、新しい“デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル”シャシー向けにエンジン供給を行うことを決めた。

 WEC世界耐久選手権のLMP2クラスで、長らくVK45DEを供給しクラスを支える活動を続けてきたニッサンだが、来季LMP2クラスは既報のとおりギブソンの製作するワンメイクエンジンが採択されたことにより、活動の場を失う形となっていた。

 そこで2017年シーズンに向け北米に目を転じたニッサンは、オンロークの製作する次期型リジェJSP2 17のシャシーをベースにしたトップカテゴリーマシンとなるデイトナ・プロトタイプ・インターナショナル(DPi)向けに、複数年のエンジン供給契約を結んだ。

 その要となるエンジンは、これまでのVK45ではなくニッサンGT-RニスモGT3にも搭載される、プロダクションモデル同様の3.8リッターV6ツインターボである『VR38DETT』となる。ESMでは、2016年のWEC LMP2クラス同様OAKレーシングとのパッケージングで、ニッサンエンジンを搭載したDPiマシンを走らせることとなっている。

 今回の契約に際して、ニッサン・グローバルモータースポーツ代表であるマイク・カルカモは「2017年のIMSAに向け、パトロンとOAKレーシングとジョイントできることを光栄に思っている」とコメントした。

「我々がニッサン/ニスモの競争力あるパワートレインを提供することで、この実績ある成功したチームのプログラムを後押しできると信じている」 

ほぼ量産車のままながら、GT3でも実績のあるVR38DETTを供給予定
ほぼ量産車のままながら、GT3でも実績のあるVR38DETTを供給予定


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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