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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.03.20 15:54
更新日: 2021.03.21 00:28

WEC、開幕戦『スパ・フランコルシャン6時間レース』のエントリーリストを発表

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ル・マン/WEC | WEC、開幕戦『スパ・フランコルシャン6時間レース』のエントリーリストを発表

 WEC世界耐久選手権は3月19日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで5月1日に決勝レースが行なわれる2021年第1戦『スパ・フランコルシャン6時間レース』のエントリーリストを発表した。4クラス・37台が名を連ねている。

 当初、2021シーズンは3月にアメリカのセブリングで開幕予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響からセブリングでの開催を断念、代わってポルトガルのポルティマオがシーズン幕開けの地としてカレンダー入りした。しかしその後、このポルティマオ戦も4月から6月へと延期となり、もともと第2戦として予定されていたスパが開幕ラウンドとして開催されることになっている。

 延期決定前の第1戦ポルティマオ向けに2月26日付で発表されていたリストと比較すると、今回発表されたリストではLMP2クラスで3台の追加参戦があるほか、ハイパーカークラスのグリッケンハウス・レーシングもリスト入りしている。

 LMP2クラスには、PR1モータースポーツ1台と、Gドライブ・レーシングから2台、エントリーの追加があった。

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のLMP2チャンピオンであるパトリック・ケリーが、PR1からWECデビューを果たす。

 GドライブでPro/Amエントリーとなる25号車では、ジョン・ファーブ、ルイ・アンドラーデが、ハースF1リザーブドライバーのピエトロ・フィッティパルデイとトリオを組む。もう1台の26号車では、ロマン・ルシノフ/フランコ・コラピント/ロベルト・メリというラインアップだ。

 これにより、LMP2クラスは4クラス中最大となる14台の参戦を集めている。

 LMP1に代わる最高峰『ハイパーカー』クラスでは、トヨタGAZOO Racingの2台のGR010ハイブリッドのほか、グリッケンハウス・レーシングのグリッケンハウス007 LMHの2台、そしてアルピーヌ・エルフ・マットミュートのノンハイブリッドLMP1マシン、アルピーヌA480が1台、計5台がエントリーしている。

 グリッケンハウスは当初、007 LMHのホモロゲーション前にテストを実施する必要があることを理由に、4月初旬開催が予定されていたポルティマオでの開幕戦をスキップする選択をしていた。しかしポルティマオが6月へと延期になって開幕が遅れたことにより、第1戦からシリーズに参戦できることとなった。

 LMGTEプロクラスでは、年間エントリーしているフェラーリ2台とポルシェ2台に加え、既報のとおり1台のシボレー・コルベットC8.Rがエントリーする。

 一部のドライバーラインアップはまだ確定していないものの、LMGTEアマクラスでは13台のフルシーズンエントリーに対して増減はない。

 GRレーシングの86号車ポルシェ911 RSRでは、以前のリストではTBAとなっていた第3ドライバーとして、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP3チャンピオンである19歳のイギリス人、トム・ギャンブルがエントリーを果たしている。

 開幕戦の直前となる4月26〜27日には、同じくスパを舞台に2日間のオフィシャルテスト“プロローグ”が開催される。

■次のページへ:WEC世界耐久選手権第1戦スパ・フランコルシャン6時間 エントリーリスト


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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