7月27日、今週末の29~31日にかけて、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで第74回トタルエナジーズ・スパ24時間レースが開催されるのに先立ち、同レースに出場するマシンや選手たちが伝統のパレードに参加。沿道に詰めかけた数千人のファンを魅了した。この様子がSROモータースポーツ・グループの公式YouTubeチャンネル『GTWorld』やスパ24時間公式Twitterなどで公開されている。
“世界三大耐久レース”のひとつに数えられるスパ24時間のパレードは、2002年に初めて開催されて以来、イベントを盛り上げるプログラムのひとつとして同レースの恒例行事となった。しかし、2020年と翌2021年は新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響で中止を余儀なくされていた。
今年は2019年以来、3年ぶりにこの行事が復活。スパ・フランコルシャン・サーキットからスパ中心部に向かう約6マイル(約10km)の公道を、合計66台のGTマシンが走行した。
そのメインとなったのは大会の主役であるGT3カーだったが、隊列の中にはサポートレースにエントリーしているGT2とGT4カー、ランボルギーニ・スーパートロフェオに参戦する車両が確認でき、さらに、クラシックレース『SRO 30th GTアニバーサリー』に出場するマセラティMC12やダッジ・バイパーGTS-RなどのGT1マシンの姿もあった。
パレード後にはスパ市街の劇場でドライバーブリーフィングが行われ、ドライバーたちはそこへ向かう途中、サインや写真撮影に応じるなど多くの熱狂的なファンとの交流を楽しんだ。