レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2023.01.08 21:05
更新日: 2023.01.08 21:19

ポルシェ963プログラムと並行してLMP2参戦のJOTAが布陣固める。フィッティパルディが新加入

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | ポルシェ963プログラムと並行してLMP2参戦のJOTAが布陣固める。フィッティパルディが新加入

 ピエトロ・フィッティパルディとデビッド・ハイネマイヤー・ハンソンが、2023年のWEC世界耐久選手権に参戦するJOTAに参加し、オリバー・ラスムッセンと28号車オレカ07・ギブソンのステアリングをシェアすることが決まった。

 ハースF1チームのリザーブドライバーを務めたフィッティパルディと、2014年のLMGTEアマクラスチャンピオンであるハイネマイヤー・ハンソンがイギリスの強豪チームに加わった。

 既報のとおり、JOTAは2023年シーズンに向けWECハイパーカークラスにステップアップし、ポルシェ963のカスタマーカーを走らせる。このプログラムと並行してチームはLMP2キャンペーンも実施するため、後者のプログラムは2台体制からシングルカー体制に変更されている。

 今回加入したふたりのドライバーは、以前はLMP2チームのインターユーロポール・コンペティションの一員としてELMSヨーロッパ・ル・マン・シリーズに参戦していた。

 2022年にプロトタイプで初のフルシーズンを戦った26歳のフィッティパルディにとって、WECでフルシーズンを過ごすのは開幕戦のスパでクラッシュを喫し両足を骨折した2018/2019年シーズン以来、初めてとなる。なお、ドラゴンスピードに所属していた当時は、このクラッシュによってその後のプログラムに参加することはできなかった。

 2度のF1チャンピオン、エマーソン・フィッティパルディの孫である彼は「2023年のWECでJOTAとレースする機会を得て、とてもうれしく思っている」と語った。

「彼らは非常に成功しているチームであり、耐久レースでの経験が豊富だ。彼らと一緒に仕事ができることは素晴らしい機会だ」

「ELMSで一緒にレースをしたデビッド(・ハイネマイヤー・ハンソン)と一緒にレースをする。僕たちはすでに多くの素晴らしいレースケミストリーを持っており、そこにオリバー(・ラスムッセン)が加わるということは、チームにいくつかの素晴らしい経験と最近の経験が追加されることを意味する」

「僕たちはすぐに打ち解けることができると思うし、(シーズンを)スタートするのが待ち遠しいよ」

 ハイネマイヤー・ハンソンは、イギリスのチームが運営していたジャッキー・チェン・DCレーシングのプログラムでオレカ07をドライブしたことがあり、JOTAになじみがある。

 43歳のデンマーク人は、28号車オレカのシルバードライバーに指名されている。同じデンマーク出身のラスムッセンは昨季2022年、ジョナサン・アバディーン、エド・ジョーンズと組んでこのポストに就いていたが、FIA国際自動車連盟は2022年に向けてラスムッセンをゴールドに昇格させている。

JOTAへの加入が決まったピエトロ・フィッティパルディ(左)とデビッド・ハイネマイヤー・ハンソン(右)
JOTAへの加入が決まったピエトロ・フィッティパルディ(左)とデビッド・ハイネマイヤー・ハンソン(右)

■次のページへ:新しいドライバーラインアップに自信。「これ以上を望むのは難しい」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース