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投稿日: 2017.07.18 20:41
更新日: 2017.07.19 10:16

僅差の難しさと緊張感。スーパーフォーミュラ&JSB1000ツインリンクもてぎ戦プレビュー

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スーパーフォーミュラ | 僅差の難しさと緊張感。スーパーフォーミュラ&JSB1000ツインリンクもてぎ戦プレビュー

 ツインリンクもてぎで第4戦スーパーフォーミュラとともに併催される全日本ロードレース選手権第6戦。2016年まで第6戦もてぎ2&4の開催クラスはJ-GP2だったが、2017年シーズンはJSB1000に変更された。6月に行われた第5戦以来、約2カ月ぶりのレースとなる。

 現在、JSB1000クラスのランキングトップは津田拓也(ヨシムラ・スズキMOTULレーシング)。しかし、今シーズンのJSB1000クラスのチャンピオンシップは混迷を極めている。

 絶対王者、中須賀克行(ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム)が3戦連続で転倒したことでランキングはまさかの17位。中須賀に代わってタイトル争いを演じているのは、津田、そして渡辺一馬(カワサキ・チームグリーン)、高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO.ホンダ)だ。

 95ポイントの津田から3位につける高橋までのポイント差は僅かに3ポイント。JSB1000クラスが残り5レースであることを考えると、この差はほぼないに等しい。

 ポイント差を考えれば、チャンピオン争いは最終戦鈴鹿までもつれることは間違いない。タイトル獲得へ向けて後半戦をいい形で迎えたいライダーたちによって、第6戦ツインリンクもてぎ2&4はこれまで以上に激戦が予想される。

津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)
津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)

 後半戦をランキングトップで迎えるのは、2017年フルモデルチェンジを果たしたスズキGSX-R1000を操る津田だが、前半戦は我慢のレースばかりだったのだという。

「(第2戦鈴鹿で)ステップが取れたり、トラブルがあったりしたなかでのレースでした。攻めのレースっていうのはできていないんです。第4戦もてぎでは体調不良で40度の熱があって、薬で熱を下げながらのレースウイークでしたし。そういうかみ合わなかった部分を、後半戦で合わせていきたいです」

「毎年チャンピオンを目指してやっていますが、今回は運よく周りの脱落にも助けられる形で、シーズンの折り返しをこういうフラットな状態で迎えられます。誰もがチャンピオンを狙える位置にいるので、リスタートする気持ちでヤマハやホンダに挑んでいけるバイクを造りたいですね」

 ランキング2位につける渡辺は2017年シーズン、ホンダからカワサキにマシンを乗り換えた。未勝利ではあるものの、表彰台を2回獲得するなど堅実にポイントを重ねている。渡辺は今シーズンを戦う改良型カワサキZX-10RRについて「とてもいいバイク」と評価する。

渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN )
渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN )

「違和感などは全くなく、とてもいいバイクだなと思って乗れています。ただ、まだ最大限のパフォーマンスを引き出しきれてないんじゃないかなとも思います」

「もっといい走りができるバイクだと思うので、僕がライダーとしてもっとあのバイクのいいところを使って引き出してあげたいなとは思っています」

 新型となったホンダCBR1000RR SP2で2勝を挙げているランキング3位の高橋は、第5戦オートポリスではマシントラブルによりリタイアとなったものの、「前半戦はいい形で進められていた」と言う。

高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)
高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)


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