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「夏のもてぎはかなり暑いので、観戦される皆さんも大変だとは思いますが、それを忘れるくらい、いい走りができるようにがんばりたいと思っています」と塚越。このツインリンクもてぎ戦をきかっけに、今季開幕戦以来のポイント獲得、そして表彰台を目指したいところだ。

 一方、トヨタエンジン勢で現在、ランキングトップの石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)にとっても、今年のスーパーフォーミュラの難しさ、そしてツインリンクもてぎ戦の難しさはまた、他のレースとは別格のようだ。

石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)
石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)

「今年のスーパーフォーミュラは、どう見ても難しいですよね(笑)。セッションごとに誰が上に行くのかも分からないし、タイヤのおいしいところを使うのが難しい。コース特性によってうまく使えたり使えなかったりするので、みんながそれぞれ今もっているベースのセッティングが、そのコースで合うかどうかは、行ってみないと分からない部分があるんです」と石浦。

「セッションごとに入れ替わりが激しいので難しいのですが、そのなかで1年間アベレージにしたときに、ランキングで上にいるというのが、ドライバーとエンジニア、チームの力だと思っています。悪いながらも踏みとどまらなければいけないのが難しさですね」

「昨年のもてぎでは予選2番手でしたが、あの頃スタートに悩んでいたこともあったので、アンドレ(ロッテラー)に抜かれて3位でした。表彰台で終われるかどうかが毎レース大事なところなので、最低限のレースはできたと思うんです。でも、1年振り返ってみるとやはり2位だったら結果が違った。今年はそのあたり、予選だけじゃなく全体を詰めていけるようにしているので、昨年の反省をうまく活かしたいですね」

 とは言いつつも、リザルトを見る限り、ツインリンクもてぎを得意にしている石浦。

「じつは僕はもてぎはいつも得意で、3年連続で表彰台に乗っています。かなり暑いレースなので体力的に厳しいのですが、そこは体力の見せどころ。2015年みたいにポール・トゥ・ウインを決めようとたくらんでいますので、ぜひそれを観に来てください」

 レースで投入されている2スペック目のソフトタイヤは、最終的なバージョンはまだ、誰も試していない。金曜日の走行で装着するのがほとんどのドライバーにとって初めてになるだけに、まったく予想のできない展開、シチュエーションが第4戦ツインリンクもてぎで起こる可能性がある。

 いずれにしても、僅差の接戦になることは間違いない。当日に臨機応変な対応をするためにも、ドライバーとチームの第4戦ツインリンクもてぎの戦いはもうすでに始まっている。

■もてぎ2&4初のJSB1000クラス開催

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