全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿は19日、43周の決勝レースが行われ、好スタートで首位を奪った予選3番手のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)が優勝を飾った。スーパーフォーミュラ“デビュー戦”とっなた小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)は、9位完走を果たしている。
午前の走行はダンプコンディションとなった決勝日の鈴鹿だったが、その後、全日本F3や2輪の走行を経て路面は完全にドライへ。薄曇りのもと集まった2万8000人の観客の前で、15時から43周のレースが始まった。
注目のスタートでは、ポールポジションの山本尚貴(TEAM無限)がスタートで出遅れた一方、ロッテラーが好スタートで首位を奪取。5番手スタートの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)も2番手に浮上し、トムス勢がワンツーでファーストラップを終える。
山本は石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)の先行も許し一時は4番手まで交代するが、オープニングラップから2度もオーバーテイクシステムを使用しながら仕掛け、2周目の1〜2コーナーでイン側から3番手を奪取。終盤まで僅差で一貴を追うこととなった。