首位のロッテラーは、2周目にファステストラップを記録するなど序盤からプッシュして1秒強のリードを築くと、一貴&山本の2番手集団とのギャップを少しずつ拡大。約7秒のリードを築き、30周目を終えたところでピットへ向かうと、ピットアウト後も実質の首位をキープ。各車がピットインを終えた36周目の時点で再び首位に立ち、最後は単独走行ながらオーバーテイクシステムを使う余裕を見せ、最後は2位以下を9秒以上引き離してトップチェッカーを受けた。
続いて、山本と争いながらも危なげなく2番手をキープし続けた一貴がポジションを最後まで守って2位に。開幕戦はトムス勢がワン・ツー・フィニッシュを決め、絶好のシーズンインを決めることとなった。
一方、2周目に3番手を奪い、その後は一貴と僅差の2番手争いを繰り広げ続けた山本は、最終ラップ直前まで一貴と1秒前後のギャップで走行。しかしながら、なんとファイナルラップ途中にマシンから白煙を吹き、そのままストップ。山本はマシンを降り、チェッカーを受けることはかなわなかった。