ひさしぶりに最終戦まで王者争いがもつれ込んだ2025年のF1。第24戦アブダビGPでは3位表彰台圏内をキープしたランド・ノリス(マクラーレン)が、わずか2ポイント差で逃げ切って初のワールドチャンピオンに輝いた。この瞬間を、まるで自分のことのように動向を追いかけてハラハラしていたのが、現在全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦中のサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)だった。
スーパーフォーミュラでの今季のフェネストラズは、第9戦富士で優勝を果たし、最終的にランキング8位でシーズンを終了。まだ2026年の参戦体制について発表はないが、鈴鹿サーキットで行われた合同テストでは、VANTELIN TEAM TOM’Sの37号車をドライブした。
セッション後のメディアミックスゾーンでは、自身のテスト振り返りよりも、真っ先に“親友ランド・ノリスF1初戴冠”の話題に。「もう、めちゃくちゃ嬉しかったね! 僕とランドは同じマネージャーだから、みんなにとってハッピーな瞬間だった!」と、まるで自分のことのように喜んでいたフェネストラズが印象的だった。
