今年、3シーズンぶりに全日本スーパーフォーミュラ選手権へと復帰したサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)。2022年にランキング2位を得た実力者とあって、どんなパフォーマンスを見せるのか開幕から期待がかかったが、わずかな差が大きな結果の違いを生むスーパーフォーミュラということもあってか、前半戦は苦しい戦いとなった。

 しかし、第8戦スポーツランドSUGOで2位表彰台を得ると、富士スピードウェイでの第9戦で自身初となるポールポジションを獲得。雨により短縮された決勝では優勝を手にするなど、ここへ来て調子を上げてきている。

 フェネストラズといえば、昨年までの2シーズンは電気自動車シリーズのフォーミュラE世界選手権を戦い抜いてきた。“世界”の舞台を経験して日本に戻ってきたフェネストラズには、現在のスーパーフォーミュラはどう見えているのか。ワンメイクタイヤとして足下を支えるヨコハマの印象とともに聞いた(※取材は第9戦前日に実施)。

■海外から来たドライバーが興奮するスーパーフォーミュラ

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