FDJフォーミュラドリフトジャパンの2025年最終戦が10月11〜12日に岡山国際サーキットで開催された。選手権争いはランキング1位の高橋和己(TMS RACING TEAM/BMW E92)と同2位の箕輪大也(CUSCO Racing/トヨタGRカローラ)が単走予選からトップ2を占めて両者譲らず、最終的に追走決勝トップ16に進出した高橋がチャンピオンを決め、悲願の初王者に。FDJ最終戦はランキングトップ2の高橋と箕輪の劇的な直接対決となった。
2014年にシリーズが始まり、今年で11年目を迎えたドリフト競技のFDJ。今季のチャンピオンシップは、開幕戦優勝のケングシ(Team KAZAMA/レクサスIS500)、2位の箕輪というヨコハマ・ADVANタイヤ勢に加え、おなじく第1戦の3位から上位入賞を続けた高橋、第5戦ウイナーの小橋正典(Team ORANGE/トヨタGRスープラ)という4人が最終戦で王者への権利を残す。ただ、ポイントでは高橋が385点、箕輪が313点、小橋が309点、ケングシが282点ということで、実質的には上位ふたりのチャンピオン争いが予想された。
