「今年からD1参戦はモリゾウさんのおかげで社内制度が変わり、TOYOTA自動車部の特定の選手は、大会参戦も仕事の扱いということにしてもらえました。有給休暇や代休のやり繰りの心配をする必要がなくなりました(笑)」
2024年開幕戦日光サーキットでD1ライツデビュー戦を優勝で飾ると、『ドリフト部門』(30カ国から参加)に日本代表としてエントリーした『FIAモータースポーツゲームズ』(10月・スペイン)では5位に入賞。D1ライツでは2024年シリーズ2位と一躍トップ選手への仲間入りを果たした多田康治。
普段はトヨタ自動車GR統括部に勤務しており、「トヨタの社員がD1のドライバー!?」と話題になったが、24年は有給と代休を使いながら参戦日を捻出していたのだとか。昨季の好成績も追い風となったか、2025年はトヨタ自動車内のそのあたりの大会参戦に向けた環境面もより整備され、満を持してD1トップカテゴリー『D1グランプリ(D1 GP)』へのフル参戦を開始した。マシンはGR86だ。
