10月25日、26日に大分県オートポリス国際レーシングコースで開催された2025年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第7戦・第8戦AP。25日に行われた第7戦は、蕎麦切広大(SHIBATA RACING TEAM)が勝利。続く26日の第8戦決勝は、中村直樹(TEAM VALINO × N-STYLE)と中村龍(TEAM MORI)の親子対決で争われ、父・中村直樹が勝利した。
残りは2ラウンドとなった2025年のD1GP。第7戦・第8戦は、オートポリスが舞台の九州決戦だ。
第7戦は、ランキング2位の藤野秀之(Team TOYO TIRES DRIFT 1)が単走トップで追走トーナメントに進出するベスト8で田中省己(SEIMI STYLE SHIBATIRE DRIFT)に敗退。一方、ランキングトップの蕎麦切は単走3位で追走に進出し、田中と決勝で対決。
前ラウンドのエビスで今季初優勝を飾った勢いそのままに田中を倒し、今季3勝目を挙げた。
26日に行われた第8戦決勝は、中村直樹と今年からD1グランプリにステップアップした息子の中村龍選手の親子対決となった。
決勝前のインタビューで、父・直樹は、今年のうちにまさか息子・龍と戦えるとは思ってなかったようで素直に嬉しそうな表情を見せる。
誰もが予想していなかった初めての親子対決は、落ち着いて見事な後追いを見せた父・中村直樹が圧倒的なポイント差で優勝を決め父親の威厳を見せつけた。
表彰台では嬉しそうな、どこかほっとしたような表情で息子・中村龍と握手を交わし今季初優勝を噛み締めていた。

