ラリーからシングルシーターへの転向、しかもF1に次ぐ速さとも言われる全日本スーパーフォーミュラ選手権への参戦ということで注目を集めているカッレ・ロバンペラ。12月10日、三重県の鈴鹿サーキットで行われている合同/ルーキーテストが初走行の場となったが、この走行初日、ロバンペラの身に“トラブル”が降りかかってしまった。

 午前のセッション1では、今回チームに加わっているハイテックのエンジニア勢が組み立てたメニューに沿って走行。ここではタイムは追わず、データ取りとマシンへの習熟に終始することとなった。土居隆二監督によれば、裏ストレートでは200km/hでの定速走行を繰り返し行い、セットアップ感度のデータを収集していたという。

 さらに、セッション終盤のアタックにも、その後のスタート練習にも、いっさい参加しないことは事前に決めていた。こういったテストメニューに終始したため、セッション1でのベストタイムはトップから7秒以上遅れる最下位となってしまった。

 午後のセッションではタイムを縮めるべくメニューが組まれていたというが、ロバンペラはこのセッションが始まってもコースインせず。ほどなくして、公式放送で「体調不良により出走キャンセル」の旨がアナウンスされた。いったい、ロバンペラの身に何が起きていたのだろうか?

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