当然、そこでミスを犯してしまうのはチームのメカニック。チームの総合力が試されるピット作業はレースの醍醐味のひとつであるが、現在では「どこが素早く作業するか」というよりも、「どこがミスをするのか」という見方を自然としているように思える。メカニックが気の毒なだけではなく、技術と連携を競うというピット作業の本来の姿から少し、見方が変わってしまっていると思うのは気のせいか。

 もちろん、同じ製品でミスの少ないチームもあり、レースでのピット作業の時間差はメカニックの技術、メンタルの問題だと捉えるエンジニアもいる。

「ウチはたとえば練習で11秒でタイヤを換えられたとしたら、本番はそのタイムではなく、必ずそれより遅いタイムを目標にします。12秒とか、13秒とか。ミスをするのは、急ぎすぎて自分のキャパシティ、能力を超えてしまうから。だからベストではなく、安定して同じタイムで作業できることを目指しています。今のレースのピット作業は、ミスしたときのリスクがあまりにも大きいというのもありますし」

 可夢偉の担当エンジニアである、山田健二エンジニアが話す。「今日はピットタイミングでJーP(デ・オリベイラ)とアウトラップ勝負になるのが見えていた。J-Pとのタイム差を見てタイミングを無線で可夢偉と話していたけど、それはメカニックにも聞こえている。それがプレッシャーになったのかもしれない」。

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