投稿日: 2023.05.03 07:58

SFドライバーが2輪チームでウォーミングアップ/グリッドに集う面々etc.【鈴鹿2&4写真アラカルト/後編】


スーパーフォーミュラ | SFドライバーが2輪チームでウォーミングアップ/グリッドに集う面々etc.【鈴鹿2&4写真アラカルト/後編】

 スーパーフォーミュラ第1・2戦後に唐突に始めてみたこちらのコーナー。ご好評にお応えして、全日本ロード/JSB1000と併催となった『2023 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース』(4月21〜23日)の様子も、編集部SF班+2輪班の“合作”により、2回に分けてお届けしたいと思います。前編に続きまして、後編をお届けします。

■“ひとつ目ヘルメット”のライダー登場

 さて、ここからはいくつか2輪のネタにいってみましょう。この週末もヤマハの中須賀克行選手が連勝を飾りました。2年と2戦負けなしで、27連勝ですがいつも本気でレースをしている姿が見受けられます。

 エントリー70台となった今大会はA組とB組に分かれてセッションが行われましたが、A組の中須賀選手は自分のセッションが終わっても気を抜きません。着替えはしますが、B組を走ったチームメイトの岡本裕生選手のセッション後にはピットに戻りミーティングを聞いていました。ポール会見では、レース序盤は様子を見てから行くと言っていましたがその通りの展開で、いつも戦略を立てているようでした。

 そんな常に映像に写るSP忠男出身である中須賀選手の目玉ヘルメットの印象がある方は多いはずのJSB1000クラス。実は今回、一つ目のヘルメットを使っていたライダーも登場しました。

 彼は今年からST1000クラスにステップアップし、JSB1000クラスを走ったのはこの鈴鹿2&4が初めてで、四輪ファンのなかには初めて見たという方も多いはず。そんな彼の名前は綿貫舞空(わたぬき“まいく”)。モンスターズインクに出てくる『マイク』のデザインをヘルメットに施しています。

 綿貫選手にバイクを教えていた方がSP忠男出身で、綿貫も目玉ヘルメットにする予定でしたが、ちょうど目玉のキャラクターで、名前が同じなため「運命的」と名前繋がりで、単純でインパクトもあるためこのデザインにしたようです。

 TONE RT SYNCEDGE4413 BMWのピットには高崎だるまが置かれていました。これと同様のものがEWCに参戦しているBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMとTEAM LRP POLANDのピットにも置かれていました。

 昨年のEWCボルドール24時間でお世話になったというTONE RT SYNCEDGE4413 BMWがチームに贈り、前週に開催されたEWCル・マン24時間ではBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが3位表彰台に入ったため目入れがされたとのこと。

 S-PULSE DREAM RACING ITECは生形秀之選手の代役で、前週にEWCル・マン24時間を戦った渥美心選手が参戦しました。

 生形選手は久々にフル参戦に復帰しましたが、開幕前のテストで骨盤と肋骨を骨折する怪我を負ってしまいました。鈴鹿8耐では渥美選手を起用する予定のためそれを見据えての参戦となりましたが、渥美選手は初のシングルフィニッシュを達成しました。

 2022年の鈴鹿8耐でプライベータートップの4位に入ったS-PULSE DREAM RACING ITECだけに、早期の生形選手の復帰を願います。

 JSB1000レース1の際に、武田雄一選手(OGURA CLUTCH ORC with RIDE IN 1)のグリッドには、なんと本山哲監督と牧野任祐選手が応援に駆けつけていたようです。武田選手と本山選手といえば5人で構成されている『チームさわやか』でも有名で、とても仲がいいですよね。

■次のページへ:グリッド上の意外な“集会”


関連のニュース