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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.08.09 14:04
更新日: 2018.08.09 14:28

LEXUS TEAM SARD 2018スーパーGT第5戦富士 レースレポート

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スーパーGT | LEXUS TEAM SARD 2018スーパーGT第5戦富士 レースレポート

DENSO KOBELCO SARD LC500
第5戦富士、奮闘みせるもハンディ厳しく11位フィニッシュ

SUPER GT第5戦富士レポート

2018 スーパーGT第5戦『FUJI GT 500mile RACE』(8/4-5)
富士スピードウェイ(1周4.563km)
入場者数:予選2万2100名、決勝3万8300名 合計6万400名

 8月4日(日)、スーパーGT第5戦『FUJI GT 500mile RACE』の決勝が行われ、11番グリッドから勇猛果敢に上位フィニッシュを目指してスタートしたDENSO KOBELCO SARD LC500は、オープニングラップでスピードに優る後方スタートのクルマに抜かれ2周目には14位にまで順位を下げたが、厳しいハンディウエイトを背負いながらも、じりじりとヘイキが順位を上げていき1回目のピットストップ時には9位にまで挽回。
 
 36周目に交代した第2スティントを担当した可夢偉も苦しみながらもポジションをキープ。ピット作業も他車を常に数秒上回る安定して速いピットワークをみせていった。第3スティントでコンディション変化とともにウエイトの軽いクルマに順位を奪われ12位に。
 
 ふたたびそこから意地の巻き返しを図り、第4スティントで11位に。最後の第5スティントでも厳しいハンディに苦しみながらも一旦落ちた順位を挽回するなど、スピードに劣るもそれ以外の部分やピットワークでチームが一体となってタイムを削る健闘をみせたDENSO KOBELCO SARD LC500。
 
 唯一の燃リス2ダウンと厳しいウエイトハンディに苦しみ、ドライバーポイントこそ得られなかったが次戦につながる奮闘振りをみせ11位フィニッシュとなった。
 
 ドライバーポイントは獲得ならず(計35点)、チームポイントでは2点を獲得(計46点)し、シリーズランキングはドライバー5位、チーム7位となった。タイトル争いの生き残りを懸けた次の第5戦は約1カ月半後となる9月15日(土)・16日(日)にスポーツランドSUGOにて開催される。

LEXUS TEAM SARDを盛り上げるKOBELCO GIRLSとSARDイメージガール
LEXUS TEAM SARDを盛り上げるKOBELCO GIRLSとSARDイメージガール

公式練習

 前戦の第4戦タイではLEXUS同門対決の激戦を制して優勝を飾り、シリーズランキングトップに浮上したDENSO KOBELCO SARD LC500。シリーズは後半戦へと突入し、真夏の開催となる第5戦は富士スピードウェイが舞台。今季2回目の開催となる富士、公式予選はノックアウト方式(Q1、Q2)で行われ、決勝は13時30分スタートの500mile(177周:約800kmで5時間弱)のロングディスタンスとなる。
 
 ピットストップは4回が義務付け。ウエイトハンディは現獲得ポイントの倍の数値となる70kg。このウエイトハンディであるが燃料流量リストリクターが2段階(昨年よりもさらに減らされた約7%減)絞られ、実際搭載するウエイト重量は36kgとなる。前回タイ戦からは重量は6kg増しであるが、燃料流量が全車中唯一2段階絞られることで富士特有のストレートスピードの落ちは免れない厳しい条件でのレースを強いられる。

 5月連休に当地で行われた第2戦ではトップ争いを演じて2位フィニッシュとこれまでも相性が良く得意な富士だけに、最も重いウエイトハンディのため予選順位は厳しくとも、長丁場の決勝では持ち前の粘りと底力を発揮できればレース終盤に上位を争う展開に持ち込めるであろう。
 
 ポイントも通常よりも多く獲得できる今回の富士戦で確実にチャンスを掴んで何が何でも上位フィニッシュを果たして、チャンピオンシップ争いのリードを一気に拡げていきたいところ。非常にタフな戦いを強いられると予想されるが、チームは一丸となって勇猛果敢に厳しい戦いに臨んでいった。

 4日(土)午前中の公式練習走行は、8時40分から気温28度/路面温度35度と朝から高温の厳しい暑さのなかで開始。コースオープンとともにヘイキがミディアム系タイヤを装着してコースイン。余力を残しながらまずは1分31秒台をマークしてタイヤを評価。クルマのバランスは若干アンダー傾向であったが良好とのことで、続いてソフト系タイヤの評価を行った。
 
 途中セットの微調整を施し赤旗中断を挟んでセットを評価。ミディアム系タイヤ方が安定してバランスも良いとのことで、22周目から可夢偉がドライブし、ヘイキが装着した2種類のドライタイヤを確認した。安定具合からするとミディアム系タイヤの方がコンディションにマッチしており、バランスも良好とのドライバー評価に。予定どおりにプログラムを進め公式練習走行の混走セッションでは15番手となった。
 
 10分間のGT500クラス単独セッションでは可夢偉がアタックシミュレーションを行い、1分31秒128とタイムを削ってきたが15番手のままで公式練習走行を終え、サーキットサファリも含めてトータル51周を走行して公式予選への準備を終えた。GT500全車中で唯一の燃リス2ランクダウンはタイム的に厳しい状況であったが、決勝は確実に走って上位フィニッシュできるように戦略を組み立てていった。


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