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投稿日: 2019.11.23 21:30
更新日: 2019.11.23 21:32

ARTA NSX-GT スーパーGT×DTM特別交流戦 レース1レポート


スーパーGT | ARTA NSX-GT スーパーGT×DTM特別交流戦 レース1レポート

AUTOBACS 45th Anniversary presents SUPER GT x DTM 特別交流戦

Race1 レポート

交流戦のルールに戸惑うも明日につながるパフォーマンス

 2010年からSUPER GTとDTM交流について話し合われていたが、車両や規則面でのすり合わせが続いていて、ようやく実現する事になったのが今回の特別交流戦だ。10月には既にDTM最終戦でSUPER GTの車両がドイツのホッケンハイムに参戦し、ようやく交流戦が実現した。

 そして舞台を日本の富士スピードウェイに移し、オートバックス45周年記念イベントとして開催される。出場車両はSUPER GTから15台、DTMからはアウディ4台、BMW3台の合計7台でレースが行われる。

 レースフォーマットはDTMに合わせ55分+1周のレースで、周回数が定められている日本のレースとは違う。また、日本ではブリヂストンを始め、数社のタイヤメーカーがタイヤを供給しているが、DTMはハンコックタイヤのワンメイクだ。更にドライバー交代はなく、一人のドライバーでレースが行われる。レース中の給油は無いものの、タイヤ交換は義務付けられている。スタート方式もインディスタートと言われる方式(2列に整列して前後左右の車間距離を縮めた隊列でのスタート)で行われ、ローリングスタートではあるが普段のレースとは違うスタイル。

 一方、DTMではプッシュトゥパス(いわゆるオーバーテイクシステム)とDRS(ドラッグリダクションシステム/電子制御でダウンフォースをコントロールするシステム)が使用されているが、このレースでは禁止されている。

 両カテゴリーのチームとドライバーがどのように順応し戦っていくかが見どころだ。ARTA NSX-GT

 ARTAは土曜に行われるRace1に伊沢拓也選手、日曜に行われるRace2に野尻智紀選手で戦う事になった。予選はSUPER GTのノックアウト方式とは違い20分間のタイムアタック。

 今回のARTA NSX-GTはシリーズ中のカラーリングを変更し、高級時計CVSTOSとのコラボレーションによるカラーリングでの出場となった。カーボン地を基調としたシックなカラーリングだ。

ARTA NSX-GT
ARTA NSX-GT

 伊沢はARTA NSX CVSTOSのカラーリングでトラックのコンディションを見ながらタイムアタックのタイミングを見計らっていた。

 今回のコントロールタイヤであるハンコックタイヤはタイヤのサイドウォールに”HANKOOK”のロゴが刻まれている。ブルーの文字はウェットタイヤで、白ベースの文字がプリントされているのがドライタイヤだ。

 伊沢はブルーの文字が入ったタイヤでコースイン、タイムアタックへ入っていった。伊沢のセクタータイムは良かったが、第3セクターで他車に走行ラインを阻まれてしまい、ここでタイムロス。13番手で予選を終えた。他車に引っかかっていなければ5番手くらいのタイムが出そうだったので、非常に悔しいアタックとなった。

 そして午後の決勝。スタート直前は霧雨が降っていたが、伊沢はドライタイヤを選択してインディスタートが切られた。伊沢は好スタートをきめて1コーナーまでに2つポジションを上げた。しかし、その後のヘアピンでスピンを喫してしまい順位を落としてしまう。タイヤが暖まってなかったようだ。すぐにリスタートを切った伊沢は最後尾までポジションを落としていたが、速いラップで前車を追い10周目までに17番手までポジションアップ。

伊沢拓也(ARTA NSX-GT)
伊沢拓也(ARTA NSX-GT)

 徐々に前の集団に追いつき始めたが、混戦を避ける為に14周目でタイヤ交換のピットインを行った。タイヤがフレッシュになった伊沢はハイペースで24周目までに12番手までポジションを回復。しかし、徐々にフロントタイヤのグリップが落ちてきてペースを上げるのが難しくなってきたが、ここで他車がストレートで止まってしまい、車両回収の為に30周目にセーフティーカーが導入された。

 車両の回収が終わった32周目にインディスタートでリスタートが切られた。伊沢はクリーンなスタートを切ったが、タイヤのグリップダウンが激しく15位でレースを終えた。

鈴木亜久里監督のコメント

「車は速かったから結果は残念だったけど、内容は良かったね。このレースはスタート方式もレースのルールもなかなか面白かったね。DTMのチームも速かったし、面白いレースが出来たんじゃないかな?ウチが上位に来ていればもっと面白かったけど、明日はもっと面白くなるように頑張ります」

星学文エンジニアのコメント

「予選は全てのセクターをつなげれば上位に行けるペースでしたが、他車に引っかかってしまいました。ペースは悪くないので決勝はコンディション次第では上位に行ける手応えがありました。ハンコックタイヤのタレ具合が読めなかったので戦略的に迷うところはありましたが、1周目のヘアピンで順位を落としてしまったので、なるべくクリアラップで走るために早めにピットに入れました。パフォーマンス自体は非常に良かったので明日につなげたいと思います」

伊沢拓也選手のコメント

「予選はウェットタイヤで出ていって、他の車に引っかかってしまって思うようにタイムを出せませんでしたが、20分間の予選は2回アタックも出来ましたし、自分としてはこちらの形式の予選の方が好きです。決勝は1周目にスピンしてしまいましたが、その後のペースは非常に良くて順位も挽回出来ました。普段のレースとは違うカタチでレースは初めてづくしで新鮮さもあり非常に楽しめました」


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