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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.11.30 12:31
更新日: 2019.12.02 16:40

31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT auto sport Web Sprint Cup レースレポート

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スーパーGT | 31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT auto sport Web Sprint Cup レースレポート

●嵯峨宏紀

「予選での反省を踏まえて決勝に臨んだのですが、マシンが重すぎてレインタイヤの良さを引き出せないまま、何もできず中山選手と交代せざるを得ませんでした。今回持ち込んだレインタイヤの性能を引き出せる様に、まだまだ改善が必要ですね」

●中山友貴

「順位的には少し後方で、単独走行にはなってしまったんですけど、ペース自体は安定してうまく走ることができました。ただ、そのなかでもトップスピードから低速コーナーに入って行く、ブレーキ区間にロスが少しあるように感じたので、そのあたりは明日に向けて改善していきたいと思っているところです」

「同じチームの30号車のレースペースがすごく良かったので、その違いを検証して、2台ともにもっと結果が出せるように頑張りたいと思います」

●金曽裕人監督

「岡山のテストで30号車がトライしたことを、31号車にも取り入れていったのですが、やっぱり重量的な問題があり同じパフォーマンスが出せませんでした」

「同じクルマではあっても、重たいということに対して、セットアップも含め、もう少し過激にその先を行かなきゃいけないことが今日分かったので。明日は、今日とは違うレース展開になるはずです」

■決勝レース2(50分間)

11月24日(日)11:35~

 日曜日の富士スピードウェイは、天候にも恵まれるようになり、ことスプリントカップのレース2の頃は青空が広がるまでに。それでも路面は未明まで降り続いた雨が残り、しっとり濡れた状態ではあったものの、あえてウエットタイヤをチョイスするチームは現れなかった。
 
 レース2のスタートを担当した中山選手は、オープニングラップのうちに3ポジションアップとなる5番手につけ、その後2台の先行を許すも、前を行く車両のスピンによる後退もあって6番手となり、その後は#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTを従える形で周回を重ねていった。

 嵯峨選手へのスイッチは14周目。ポジションキープでコースに復帰した#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTながら、2周早くドライバー交代を行なっていた#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTの織戸学選手の逆転を許してしまう。
 
 しかし、その直後に先行車両のペナルティストップによって、6番手へとポジションを復帰。その後はバトルを繰り返し、1台に抜かれるも、27周目には1台をかわすという展開で、またしても6番手へ。最終ラップとなった30周目には織戸選手の真後ろまで迫った嵯峨選手ではあったが、コンマ1秒届かず、6位という結果を得ることとなった。

■コメント

●嵯峨宏紀

「ちゃんとしたドライコンディションを、このレースウイークで初めて走ったんですが、今回セッティングをして行くなかで、新しいトライをしていて、ほぼマシンバランスは出ました。しかし、車重が重く、そもそものパワーウエイトレシオが合っていないことも明確になりました」

「そういうところでタイムはちょっと厳しかったんですが、マシンバランス的には、かなり良い方向でした。来季に向けたテストは、ちゃんとできたかなというところがあったので、結果以上にポジティブに捉えています。いい内容になりました」

●中山友貴

「スタートの時点ではまだ路面が濡れていて、トリッキーなコンディションだったから、まわりが様子見だったようで、少し順位を上げることができました。その後、ばらけてきてからは単独のペースになってきて、昨日から変更した点でバランスはかなり良かったのですが、まったりと遅く、思うようにペースは上げられませんでしたね」

「それでも1年間を通したシリーズ戦を含め、今日のレースを走ってみて、改善できる方向がかなり見えてきました。なんとかして来シーズンは、もう少し上位からスタートできるように! そういう形でシーズンを始められれば、すごくいい戦いができるんじゃないかと思います」

●金曽裕人監督

「やっとちゃんとレースできる状態に、最後の最後になったかなと思います。けれど、まだまだいろいろ足りなかったり、合っていない部分が明確になりました。
普通には走れるようになってきたが、ここから先のオフシーズン、もっとしっかり考えないとダメかな、という感じはしますね」

「JAF-GTはいろいろ考え、進化させるというのが改めて分かったし、それをみんな笑顔でやれるというのが、JAF-GTの醍醐味ですから。少し時間はかかっていますけど、来シーズン乞うご期待という感じです! 1年間、ご支援ありがとうございました」


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