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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.11.30 12:31
更新日: 2019.12.02 16:40

31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT auto sport Web Sprint Cup レースレポート

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スーパーGT | 31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT auto sport Web Sprint Cup レースレポート

 今回は予選も独自のスタイルが採られ、AドライバーとBドライバーのタイム合算によって、レース1のスターティンググリッドが決められることとなった。計測はわずか10分間。その上、小雨が降り、路面はセミウエットというべき状態で、気温は12度、路面温度は13度という、かなりシビアなコンディションとなっていた。
 
 最初のセッションに挑んだのは嵯峨選手。しっかりとウォームアップを行い、計測3周目からアタックを開始する。まずは1分49秒708をマークした後、再度アタックを試みるが、チョイスしたタイヤのアタックタイミングを逃し、逆にタイムダウン。8番手に甘んじてしまった。

■公式予選Bドライバー

11月23日(土)9:00~9:10

 わずか10分間のインターバルで、Bドライバーのセッションが開始された。中山選手は嵯峨選手からのインフォメーションを受けて、硬めのレインタイヤで走行するが、充分に熱が加えられぬ状態でのアタックとなってしまった。
 
 計測2周目には1分49秒249をマークし、次の周には1分48秒266にまで短縮を果たしたものの、続く2周のアタックは逆にタイムダウン。11番手という結果を得るのが精いっぱいだった。
 
 タイム合算の結果、#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTはレース1に5列目、10番手のグリッドから臨むこととなった。

■コメント

●嵯峨宏紀

「タイヤのセット数が多くないなかで、僕が選んだタイヤはコンディションに対して柔らかすぎて、ベストはアタックタイミングは計測1周目でしたが様子がわからず探っている間にピークを使えなかったです……」

「昨日のデータから内圧も高めにしていったんですが、今年まともにタイヤテストが出来ていないので手探り状態でしたね」

●中山友貴

「1回目の予選からのフィードバックで、僕は少し硬めのタイヤを履いていったんですが、思ったようなフィーリングが得られなくて。どちらかというとウォームアップに時間がかかって、あっという間にタイムアップという状況でした」

「すごく難しい読みにくい路面状態で、かなり雨も少なくなっていたから、1回目と同じタイヤで内圧を変更して行くか、硬いタイヤを選んでいくか、二択ではあったんですが、いずれにせよ思うような結果にはなりませんでした。30号車がいいタイムを出していたのでベストはあったはず」

■決勝レース1(50分間)

11月23日(土)11:50~

 それまでのような雨がしっかり降る状態から、霧雨が舞うような状態には転じていたが、路面はまだ濡れたまま。スタートを担当する嵯峨選手は、もちろんウエットタイヤを装着してグリッドに並ぶこととなった。
 
 オープニングラップのうちに7番手まで浮上した#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは、その後5番手を争う集団の中で様子を見る格好となったが、5周目に明らかにペースの異なる車両が迫ってきて、抗う術もなく抜かれてしまう。
 
 その車両はドライタイヤを装着しており、予想以上に路面の乾きが早かったためだ。その猛襲後は単独での走行となり、規定で定められた20分目のピットレーンオープンと同時に、嵯峨選手はピットイン。ドライタイヤに改めて、12周目からの後半スティントを中山選手に託すこととなった。

 その間にひとつ順位を落とし、終始単独での走行となった中山選手ではあったが、1分40秒台でコンスタントに周回を重ねていき、また20周目に先行する車両のトラブルによる交代もあって、8番手に浮上する。
 
 そして28周目にチェッカーが振られることに。ポディウム上でのウイナーによる抽選の結果、レース2はリバースグリッドとなったが、トップ6までということもあって、その恩恵は受けられず。しかし、ドライタイヤでの感触は悪くなかったこともあり、もし天候に恵まれれば、レース2のジャンプアップに期待ができそうだ。

■コメント

TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)

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