更新日: 2019.12.02 16:40
31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT auto sport Web Sprint Cup レースレポート
2019 AUTOBACS SUPER GT
auto sport Web Sprint Cup
富士スピードウェイ
開催地:富士スピードウェイ(静岡県)/4.563km
11月22日(公式練習)
天候:雨 コースコンディション:ウエット 観客数:5100人
11月23日(予選・レース1)
天候:曇り コースコンディション:ウエット 観客数:2万2600人
11月24日(レース2)
天候:曇り コースコンディション:ドライ 観客数:2万4100人
大きな収穫を! 今後の方向性をつかんだスプリントカップ。来季に乞うご期待!
全8戦に及ぶ戦いはすでに終了したスーパーGTながら、今年は初開催のGT500とDTMの特別交流戦のサポートレースとして、GT300によるauto sport Web Sprint Cupが富士スピードウェイで行われた。このレースにaprはシリーズ戦同様、2台体制で挑み、#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは嵯峨宏紀選手と中山友貴選手がドライブする。
決勝は50分間の2レースで競われ、スタートから20~30分の間にドライバー交代を伴うピットストップが義務付けに。また、その際のピットロード入口から出口までの通過時間は70秒以上とされジャッキアップ時、すなわちタイヤを交換した場合は100秒以上となる。
決勝グリッドは、レース1が予選の結果で、そしてレース2がレース1の結果、もしくはトップ6のリバースグリッドとなるため、多くのチームに勝負圏のあるレースということができる。
今シーズンの#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは、駆動方式をFRに改め、またエンジンも変更するなど、まったくの新車としての挑戦であったため、まさに産みの苦しみを味わうこととなり、一度も入賞を果たせなかったものの、JAF-GTとして常に改良が重ねられ、しっかりと歩み続けてきた。
今回のレースにおいて最大の目標は、結果以上に来シーズンに向けた方向性を探ること。どれだけ多くの課題、可能性が見いだせるか注目された。
■公式練習
11月22日(金)9:10~9:50/10:30~10:55/13:00~13:40
今回は通常のシリーズ戦とは異なり金曜日からの走行開始となり、公式練習も40分間2回、25分間1回の3セッションが実施された。最終戦を終えた後も、チームは今後に向けた改善を怠らず、もう1台の#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTを、直前に岡山国際サーキットに持ち込んでテストを行った。
結果は上々。そのデータが#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTにもフィードバックされた状態から、公式練習に臨むこととなった。
セッション1は嵯峨選手からの走行に。ウエットコンディションのなか、周回を重ねるごと着実にタイムを短縮し続け、ほぼ折り返しのタイミングで1分58秒191をマークした後ピットイン。残り7分となったところで中山選手が乗り込み、ややコンディションも向上していたこともあって、1分54秒823にまで短縮を果たして、4番手につけたところでチェッカーが振られることとなった。
しかしながら、続く2セッションは雨足が一気に増したこともあり、セッション2は中山選手が計測1周のみ、セッション3も計測3周のみで走行を留めることとなった。
「あんまり走らなかったのは、雨のせい。あまりにも強く降っていて危なかったから。でも、30号車からのフィードバックがしっかりできていて、いい感じなのでご心配なく」と金曽監督。
■公式予選Aドライバー
11月23日(土)8:40~8:50