新年あけましておめでとうございます。

 読者のみなさま、そしてモータースポーツを応援するファンのみなさまのおかげで、オートスポーツwebは無事に創設から21年目となる2026年を迎えることができました。

 今年、2026年は国内外のモータースポーツで大きな転換点を迎えます。

 まずはF1。車体サイズに重量、そしてエンジン/パワーユニット特性、さらにF1史上初のアクティブエアロの採用で、前後のウイングを稼働させてレースに臨むという、誰しもが未知の領域を体感することになります。

 いつもより早めの3月29日に鈴鹿サーキットで開催されるF1日本GPは、昨今の世界的なF1人気もあってか、前売チケットの販売は順調とのこと。若い世代のチケット購入が多いと聞いています。

 そしてパワーユニットマニュファクチャラーとしてF1に完全復活するホンダもアストンマーティンとのタッグでどのようなパフォーマンスをみせるのか。大変革を迎える新しいF1がどんなレースになるのか、想像が尽きません。新しいファンの皆さんとともに楽しみにしたいと思っています。

 WEC世界耐久選手権ではトヨタがGR010ハイブリッドを大幅にアップデートさせたマシンを投入して2025年のリベンジに燃え、WRC世界ラリー選手権では2025年の圧勝を再現すべく、連覇に挑みます。

 国内に目を移せば、スーパーGTではGT500がタイヤコンペティションの最終年という区切りの年を迎え、GT300では新しいチーム、車両の参戦も噂されています。

 スーパーフォーミュラはチーム、ラインアップが変わり、二輪ではMotoGPのホンダ、ヤマハはどこまで近年の低迷から脱却できるのか。小椋藍選手のパフォーマンスなど日本勢の活躍が期待されます。

 オートスポーツwebはこれまで20年間積み上げた信頼と実績、責任ある報道とともに、時代に適した変化と新しい挑戦を恐れず、今年もみなさまの期待に応えられるメディアとして、少しでも日本のモータースポーツの盛り上げのお役に立てればと思います。

 広告表示の点ではユーザーのみなさまにご不便をおかけすることもあり、心苦しい点もありますが、ネット配信広告がゼロになり、本誌の最新号が閲覧できる390円(税込)の有料会員プランもご用意していますので、ぜひご活用いただければ幸いです。

 それでは、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2026年1月1日 オートスポーツweb編集長 水野智之

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