スーパーGT：第6戦鈴鹿のエントリーリスト発表。arto RC F GT3はレギュラードライバーの参戦が実現

　10月12日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、公式ホームページ（SUPERGT.net）で10月24〜25日に鈴鹿サーキットで開催される2020年第6戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE』のエントリーリストを発表した。GT500クラス15台、GT300クラス30台の合計45台が参戦する。

　第6戦もGT500クラスの布陣に変わりはないが、GT300クラスでは4チームが第5戦からドライバー変更を行っている。

　第5戦富士にて、藤井誠暢のパートナーに篠原拓朗を起用したPACIFIC NAC D’station Vantage GT3は、第1戦から第4戦まで登場したケイ・コッツォリーノが搭乗する。

　新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、開幕戦を欠場し、今シーズンは第2戦富士から参戦となったGT300クラスのarto RC F GT3は、第5戦までの4大会を佐々木雅弘と堤優威の日本人コンビがステアリングを握っていたが、第6戦鈴鹿ではレギュラードライバーのショーン・ウォーキンショー、そして第3ドライバーを務めるマティアス・ベッシェのコンビによる参戦が実現することとなった。

　昨年からarto RC F GT3のレギュラードライバーを務めるウォーキンショーにとっては第6戦にして今シーズン初のスーパーGT参戦となる。

　スポーツカーレースを中心にキャリアを重ね、WEC世界耐久選手権を7シーズン戦ったベッシェは、今回がスーパーGTデビューレースとなる。日本のサーキットでどのような活躍をみせるのか期待したいところだ。

　植毛ケーズフロンティア GT-RはBドライバーに第4戦までRUNUP RIVAUX GT-Rをドライブした柴田優作を起用する。

　ARNAGE AMG GT3は既報のとおり、2018年までチームに在籍した安岡秀徒がBドライバーとしてエントリーし、加納政樹との名コンビが復活する。

　RUNUP RIVAUX GT-Rは8月にルーキーテストに合格した新人、大滝拓也を起用する。

　大滝は山形大学在学中で、鈴鹿サーキットレーシングスクール（SRS）出身。FIA-F4を経て2019年はポルシェカレラカップ・ジャパンに挑戦していた。ベテラン青木孝行のパートナーとして、大滝がどのような走りをスーパーGTでみせるのかも第6戦の楽しみなポイントだ。

■2020スーパーGT第3戦鈴鹿 GT500クラスエントリーリスト
（10月12日時点）

■2020スーパーGT第3戦鈴鹿 GT300クラスエントリーリスト
（10月12日時点）