『富士グラチャン(富士グランチャンピオンレース)』。この言葉に反応するオールドファンならば忘れられないのが、前座のマイナーツーリングだ。排気量1300cc以下のツーリングカーで争われるこのレースにおいて1970年代前半を席巻したのがB110型サニーだった。

 サニーの登場までこのクラスはトヨタの独壇場であった。失地回復を目指してトヨタは1975年新型スターレット(KP47)にDOHC4バルブエンジンを搭載して投入。エンジンパワーでサニーを圧倒した。スターレットの4バルブに対してサニーは2バルブ、しかもOHVだった。対抗しようと各チューナーは工夫を凝らし、吸排気バルブ駆動用プッシュロッドを軽量化するために、当時は最先端であるカーボン素材使用するなどチューニング競争を繰り広げた。

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