スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.04.09 00:29
更新日: 2016.04.09 09:40

BRZのエンジン開発に込められた“スバル愛”、“水平対向愛”


スーパーGT | BRZのエンジン開発に込められた“スバル愛”、“水平対向愛”

 皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか? 不定期に掲載されます私、メカ好き“変態カメラマン”こと鈴木紳平のブログ。今回は、前に一度お伝えした公益社団法人 自動車技術会の主催によって開かれたモータースポーツシンポジウムのレポート第2弾です。かなりタイミングを逸した感はありますが、皆様あたたかい目でご覧ください。

 このシンポジウムは“モータースポーツ技術と文化”というテーマのもと二輪・四輪の技術開発をテーマに対談などが行われるというものです。

 さて今回はスーパーGT300クラスを戦うスバル/BRZのエンジン開発についてのレポートです。今や絶滅危惧種となったJAF GT300規定(2016シーズンは2車種、3台)に沿って開発されたスバル/BRZ。そこに搭載されるEJ20エンジンの過去から未来をお聞きします。
 お話ししてくださったのはスバル・テクニカインターナショナルのパワーユニット技術部の土岐文二さんです。

自動車技術会シンボジウム「モータースポーツ技術と文化」
自動車技術会シンボジウム「モータースポーツ技術と文化」

「まず最初にスバルのモータースポーツへの信念ですが、レースは量産技術の実証の場であり、そこで技術の高さを証明する事によって技術開発と共に一般ユーザーにスバルのクルマを所有する喜びと誇りを持って頂きたいという願いが込められています。それが“Proud of BOXER”です」

 次にスーパーGT用エンジンの開発についてです。

自動車技術会シンボジウム「モータースポーツ技術と文化」
自動車技術会シンボジウム「モータースポーツ技術と文化」

「1997年からWRC(世界ラリー選手権)のエンジンをベースに開発に着手しました。当初はWRCとほぼ同じ性能をもたせていましたが、ラリーとサーキットとの性能要件の違いから低回転トルク型から高回転高出力型へと開発をシフトしていきます」
「近年のスーパーGTはFIA GT3車両の性能向上が著しく毎年、毎戦の進化が必須となっています。そこでシーズン中にも開発が許されるJAF-GTの特色を生かし、車両運動性能向上の一環として、エンジン屋としては徹底的な軽量化、低重心化を推し進めています。
自動車技術会シンボジウム「モータースポーツ技術と文化」
自動車技術会シンボジウム「モータースポーツ技術と文化」

「エンジンの全高はインテークマニホールドまでの高さが470mm、幅が800mmとなっています。排気出口が地上から60mm。エンジンブロックの上端はフロントタイヤの車軸より低い位置(!)にあり、ドライサンプシステムの採用により水平対向エンジンの全高の低さ、という利点を最大限に発揮しています」

「イメージとしては車の横に人が立つとひざ下ぐらいにエンジンがあると思ってください。 ベースとなっているEJ20エンジンですが、このエンジンはとても耐久性に優れ、なおかつどんなチューニングでも受け入れてくれる懐の深いエンジンです」
「例えていうならば“団塊の世代”のようにタフなエンジンなのです」
「ただいつまでもEJ20に頼ってはいられないので現在、次世代のベースエンジンとしてレガシィに搭載されているFAエンジン、レヴォーグなどに搭載されているFBエンジンを開発中です」


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