1997年F1ワールドチャンピオン、ジャック・ビルヌーブが、フェラーリの若手ドライバー育成プログラムであるフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の意義に疑問を投げかけた。メンバーの多くが、モータースポーツの世界で成功するために必要な支援は、すでに自ら獲得できていたと、ビルヌーブは考えている。
過去数年間にわたり、フェラーリは数多くの若い才能を支え、育成してきた。その内のシャルル・ルクレールとアントニオ・ジョビナッツィのふたりが現在F1で活動中だ。
そして2021年シーズンには、ミック・シューマッハーが3人目のドライバーとしてF1に昇格、スポットライトを浴びることになる。しかしビルヌーブは、アカデミー門下生の大半は、フェラーリの育成プログラムの恩恵を受けずとも、自ら成功に向けて前進することが可能だと主張する。