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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.03.21 06:00
更新日: 2018.03.21 02:25

世界を知る男、小山知良が全日本ロード参戦。日本郵便ホンダ・ドリーム参戦発表

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MotoGP | 世界を知る男、小山知良が全日本ロード参戦。日本郵便ホンダ・ドリーム参戦発表

 日本郵便ホンダ・ドリームから2018年シーズン、全日本ST600へ参戦する小山、國峰、亀井の3人のライダーたち。発表会のあと、壇上から降りた彼らに2018年シーズンに向けた意気込みを聞いた。

 小山は2018年、日本郵便ホンダ・ドリームから参戦する全日本ST600だけではなく、MuSaShi Boon Siew HondaからARRCのSS600クラスに参戦している。2017年はARRCのAP250という250ccのクラスで戦っており、600ccのレースは2016年ぶり。小柄な体格ゆえ、マシンの乗り換えには苦労したという。

開幕戦は「勝つこと前提で、勝ち方にこだわっていきたい」と意気込む小山
開幕戦は「勝つこと前提で、勝ち方にこだわっていきたい」と意気込む小山

「走り方がまったく別なんです。どう順応していくのか、それが非常に難しいですよね。大きいバイクは、250ccに比べて人間がやらなければいけないことが倍以上あります。バイクをコントロールしているという楽しさという点では、600ccはありますね」

「ただ、僕の体格に対して600ccはものすごく大きいです。このオフ、2、3か月くらいは2016年に比べて3倍以上のトレーニングをしてきたんですよ」

「170キロくらいある車重のバイクをなにも考えず扱えるようになるためには、普通に身長があるライダーの2、3倍体力がないと扱っていけないんです。そのハンデを埋めるために、しっかりウエイトトレーニングしてきましたよ」

「全日本は久々の参戦で、ST600の溝付きのブリヂストンタイヤも久しぶり。だけど、最初からぶっとばしていきたいですね。開幕戦もてぎは勝つこと前提ですが、勝ち方にもこだわってきたいです」

 2005年から2012年までの世界選手権参戦を経て、近年はARRCを主な戦場としてきた小山。自身について「ベテラン中のベテランだから」と表現し、はっきりとした口調でこう締めくくった。「力強い走りでぶっちぎりのレースができるようにがんばっていきますよ」

 その小山のチームメイトとなる國峰は2017年に続き全日本ST600への参戦2年目。2017年は全日本ST600でランキング2位を獲得している。

全日本ST600への参戦2年目を迎える國峰は「世界に行くためにチャンピオンを獲りたい」と語る
全日本ST600への参戦2年目を迎える國峰は「世界に行くためにチャンピオンを獲りたい」と語る

「2017年の開幕3戦は、その前のシーズンに参戦していたJ-GP2からのマシンの乗り替えに苦労しました。2018年は去年勉強したことをうまく活かして、確実にチャンピオンを獲りにいきたいです」

 2018年シーズン、全日本ST600ルーキーとして参戦する亀井は、2017年シーズンはMFJカップJP250の国際ライセンスのクラスに参戦した。

全日本ST600ルーキーとなる亀井。小山とはこのオフ、一緒にトレーニングをしたのだとか
全日本ST600ルーキーとなる亀井。小山とはこのオフ、一緒にトレーニングをしたのだとか

「2017年はこんな体制で乗れるような成績は出せておらず2018年は僕にもったいないくらいの体制で参戦させていただくので、結果で返せるようにがんばります。まだ600ccのバイクにはあまり乗れていないのですが、開幕戦は表彰台をねらいつつまずはしっかり完走したいですね」


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