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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.10.24 22:16
更新日: 2021.10.24 22:35

MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGP:タイトル争いは劇的決着。15番手スタートのクアルタラロ、4位フィニッシュで2021年チャンピオンに輝く

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MotoGP | MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGP:タイトル争いは劇的決着。15番手スタートのクアルタラロ、4位フィニッシュで2021年チャンピオンに輝く

 10月24日、MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースがイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が2021年シーズンのチャンピオンに輝いた。クアルタラロは4位フィニッシュ。ランキング2番手のフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が転倒リタイアを喫しポイント差が65となったことで、タイトル争いが決着した。

 レースを制したのは、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)で、アメリカズGPに続く2連勝を上げた。

 エミリア・ロマーニャGPの決勝レースは、チャンピオンシップでランキングトップのファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が5列目15番グリッドからのスタート。一方、逆転チャンピオンに望みをつなぐランキング2番手のフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)はポールポジションに並んだ。ふたりのポイント差は52ポイント。このレースでクアルタラロがバニャイアに対し、50ポイント以上の差をつけることができれば、クアルタラロのチャンピオンが決まる状況だ。

 決勝レースは金曜日、土曜日から一転、ドライコンディション。気温は18度ながら、路面温度は23度とこの週末のなかでも高めの温度で迎える。グリッドに着く前に行われるサイティングラップでは、ブラッド・ビンダー(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が10コーナーで転倒。このため、ビンダーは最後尾24番グリッドからのスタートとなった。

 迎えたスタートでは、ポールポジションスタートのバニャイアがホールショットを奪う。2番手にはチームメイトのジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)、そして3番手にはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がつける状況だ。3番グリッドのルカ・マリーニ(スカイ・VR46・アビンティア)はスタートでポジションを下げ、7番手。そしてクアルタラロは14番手でオープニングラップを終える。

 クアルタラロは2周目にヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)をかわし、3周目には12番手に浮上。前を走るアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)を追いかける。

 一方、トップを走るバニャイアは、2番手のミラー、3番手のマルク・マルケスとともにトップ集団を形成。ところが4周目、バニャイアの後ろを走っていたチームメイトのミラーが15コーナーでスリップダウンを喫し、転倒してしまう。バニャイアを追撃するのは2番手に浮上したマルク・マルケスとなった。その約1.7秒後方には3番手のポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)が続く。ポル・エスパルガロはバニャイアとマルク・マルケスについていくことができず、トップ争いはバニャイアとマルク・マルケスのふたりによって展開された。

 バニャイアとマルク・マルケスの差は0.1秒から0.3秒という僅差のまま、緊迫したトップ争いが続く。ふたりのペースはほぼ同等。均衡を保ったまま、ふたりは周回を重ねていく。

 その後方で、クアルタラロは7周目には10番手を走行し、リンス、ホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)と8番手争いを繰り広げていた。クアルタラロはリンスとともにマルティンをかわし、9番手に浮上。さらに、レース折り返しの14周目には、クアルタラロは5番手のアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)を先頭とする集団に加わった。

 クアルタラロは16周目に7番手、さらに18周目には6番手にジャンプアップ。20周目にはアレイシ・エスパルガロをパスし、ついに5番手に浮上した。残るライダーはトップのバニャイア、2番手のマルク・マルケス、3番手のポル・エスパルガロ、そしてクアルタラロの約8秒前方を走る4番手のオリベイラだ。

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