「バトルと言う点では、今年、最もナイスなバトルのひとつだったと思うよ。本当に楽しかったし、楽しんだ。正直言って、今日、勝つのは不可能だったね。ホルヘがすごく速くて、セクター2では大きな差をつけていた。僕はただ、後ろでギャップをコントロールし、2、3周の間は追いつこうと頑張ったけど、引き離されてしまった。そのセクターのどこで彼が差をつけていたのかを確認して、明日のために理解しないといけないね。もちろん、今日は楽しかったし、結果には満足しているよ」
「彼(マルティン)が僕たちを外側からオーバーテイクしたとわかったときは、3台並んでのブレーキングになったので怖かったよ。彼が12コーナーから立ち上がって、ジャック(・ミラー)にすごく接近して、カオス状態だった。でも、楽しかったよ」
「どうやったらバイクがもっと旋回できるのかを考えるために、全ラップの全部のデータをチェックしようと思う。彼はそこで差を生んでいた。僕はブレーキングですごく強いけど、たぶんこのサーキットでは、また違ったセットアップが必要なのかもしれない。でも、今、僕はハッピーだよ。大きなものを見つける必要はないんだ」
■ジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)/スプリント:3位
「(スタートでは)ちょっと忙しなかったんだ。普通はルーティンみたいにやることがあるんだけど、(今回は)グリッドに着いたときにティア・オフ(フィルム)を取って捨てた。後ろに飛ばそうとしたら前に吹っ飛んでいって、バイクの中に入ってしまった。どこに行ったんだと探したら、案の定、自分の下にあった。それで腰をかがめて取り除いた」
「それから必要な調整を全部やって、ライトが点灯しそうなときに『ローンチコントロールのボタンを押したっけ?』って思ったんだよ。それで下をみて『押したな』と確認したらライトが点灯していて、スタートでちょっと跳ねちゃったんだ」
「ただ、ふたりが言ったみたいに、今日のスプリントレースはすごかったよ。彼らとのバトルはとても楽しかった。セクター3の、9、10、11コーナーでは少し苦しんでいた。でも、ほかのところではバイクはすごくよく走っていた。セクター1とセクター2ではとても力強く走れていたんだ。ただ、そうだね、セクター3ではただ走っているだけになっていた。今日自分たちが成し遂げた仕事について、満足しているよ。明日も頑張るよ」
「(10、11コーナーの)ああいう状況を引き起こしたのは、路面のブロックだと思う。僕はとても遅かった。僕たちはずっと、ミディアムやハードタイヤをフロントに使っていなかったんだ。だからその場所ではかなり気をつけて走った。残りのラップでは彼らを、主にペコを追いかけるような感じで、ホルヘはほとんど見えなかったよ。まだやることは残っているけど、バイクのパフォーマンスには満足しているよ」
「タイヤがどう機能していたか、僕のライディングはどうだったのか、バイクのピックアップやスピンといったところで明日に向けて改善すべきところがあるか、分析しようと思う。かなり長いレースで、タイヤの左側で走る時間が多い。気を付けないと、そっち側のタイヤが傷んでしまうからね」
