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国内レース他 ニュース

投稿日: 2023.04.01 01:06

Team Noah 2023スーパー耐久第1戦鈴鹿 レースレポート

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国内レース他 | Team Noah 2023スーパー耐久第1戦鈴鹿 レースレポート

MEDIA RELEASE
2023年3月31日

『Team Noah GR Supra GT4』
新たな挑戦初戦は9位完走

 ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Powered by Hankookに参戦する『Team Noah GR Supra GT4』は、3月18〜19日に鈴鹿サーキット(三重県)で開催されたシリーズ開幕戦「SUZUKA S耐 5時間レース」のST-Zクラスに参戦。今季は新たな車両GRスープラで激戦区のST-Zクラスへチャレンジし、11台中9位で完走。新たなステージでの第一歩を踏み出した。

 福岡に本拠を置くTeam Noah(代表:清瀧雄二)は、“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!”を合言葉に九州のレーシングチームとして2018年よりS耐に参戦を開始。2021〜22年はホンダ・シビックTCRで、ST-TCRクラスチャンピオンを獲得した。今季はマシンをGT4規定のGR Supra GT4へ替え、クラスも毎戦10台以上がエントリーする激戦区のST-Zクラスへステップアップ。車両の到着は年が明けてからであり、満足な練習走行も行えないままのぶっつけ本番となった。また今季はバージョンアップ版のEVOモデルを使用する予定であったが、コンバージョンキットの到着がレース直前となったこともあり、開幕戦は昨年モデルで戦うことに。今回は塚田利郎、蘇武喜和、和田慎吾、清瀧の4名で5時間レースに臨むことになった。

 今回ST-Zクラスのエントリーは、GRスープラ、新型Z、ポルシェ・ケイマン、メルセデス、アウディR8、マクラーレン570Sと国内外のGT4マシン6車種計11台。17日の専有走行では6位、ウェットコンディションとなった18日朝のフリー走行では2位につけたものの、ドライ路面でのセッティングが満足ではなく、またドライバーの慣熟時間も少なく不安を残して予選を迎えた。午後の予選はハーフウェットからコースが乾いてくる中行われた。A、Bドライバー2名のベストタイム合算で争い、塚田と蘇武のベストタイム合算の結果、総合18位、クラス9位となった。また和田、清瀧も基準タイムを難なくクリアした。

2023スーパー耐久第1戦鈴鹿 Team Noah GR Supra GT4(塚田利郎/蘇武喜和/和田慎吾/清瀧雄二)
2023スーパー耐久第1戦鈴鹿 Team Noah GR Supra GT4(塚田利郎/蘇武喜和/和田慎吾/清瀧雄二)

 19日の決勝レースは、11時50分にグリーンシグナルが点灯しスタート。ステアリングを握る塚田だったが、車両のアンダーステアが強く直後から同じクラスのペースについていくことができず、マイペースでのドライビングでの10位走行を余儀なくされた。レース開始から1時間10分が経過したころ1台の車両がコースアウトを喫しFCY(フルコースイエロー)からセーフティカー(SC)導入へ。この時点でジェントルマンドライバーである塚田の義務周回時間75分が経過したことでピットインをする予定が、ピットと車両の無線がうまくつながらずピットインを逃し、翌周の30周でピットインして和田に交代した。ピット作業が1周遅れたことでクラストップから周回遅れになり、これで上位進出の可能性がなくなってしまったのは大きかった。

 和田は走り慣れた鈴鹿で1時間50分のロングランを担当。コンスタントラップを刻むが、上位とは大きく差がついており順位を上げることはできず70周でピットイン。ピットでは清瀧が次のドライバーとしてスタンバイしていたが、後半の追い上げに期待し蘇武がコースへ出た。蘇武は新しい車両の挙動を確認しながら10位をキープして4時間を経過。9位の車両が給油のためにピットインしたことで9位へ順位を上げた。しかしレースも残り50分を切った時点で、130R先で激しくクラッシュした車両がありパーツが散乱。レースは赤旗が掲出され中断となった後、そのまま打ち切り終了となった。

 第2戦は、5月26〜28日に富士スピードウェイ(静岡県)においてシリーズ最長の24時間レースとして開催される。

塚田利郎
「準備不足の感は否めませんでした。精一杯走っているつもりなのにライバル勢に置いていかれました。これからもっと走り込んで、できれば富士のテストにも参加したいです。富士は得意なコースのひとつなので、より良い結果に期待しています」

蘇武喜和
「今回の結果は走る前から分かっていたことなので、クルマとドライビングの理解度を上げるのが一番の目標でした。実際に走ってみて多くの課題が見つかったので、次に向けて準備していけばつながるのかなと思います。次の富士は頑張ります」

和田慎吾
「初めてのマシンでしたし決勝を走ってみて分かった部分もありました。今回は1時間50分と長めに乗せてもらえたので、次までにはもっと速さをプラスしたいですし、セットアップも見つかるでしょう。激戦クラスで結果が出るようにしたいと思います」

清瀧雄二
「クルマが全然出来上がっていません。大きな差があるのでこれからやることは多いです。これからEVOキットも装着し相当走り込めば大分違うクルマに仕上がると思います。足回り、パワー、空力と全部替わるので次以降に期待しています」


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