スペイン /
ゼッケンNo. :36
◆生年月日:2000年1月6日
◆出身:スペイン
イケル・レクオーナ(レッドブルKTMテック3)はスペイン バレンシア州バレンシア出身。2000年生まれの20歳で、MotoGPクラスの最年少フル参戦ライダーである。15歳でスーパーモタードの国内選手権でタイトルを獲得した。
2015年、2016年はCEVレプソルMoto2ヨーロッパ選手権に参戦。2016年シーズンはランキング6位を獲得した。2016年は、シーズン中にロードレース世界選手権Moto2クラスに代役参戦。世界選手権デビューとなった第12戦イギリスGPを含む6戦を戦った。
2017年シーズンは第4戦スペインGPからMotoGPクラスに参戦。2018年にはチームを移籍し、シャシーがカレックスからKTMに変更となった。こうしたなかで、レクオーナは第18戦バレンシアGPで2位に入り、世界選手権における自身初表彰台を獲得した。
2019年シーズンもMoto2クラスに参戦していたが、負傷欠場したミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)の代役として、第19戦バレンシアGPはMotoGPクラスに参戦する。この経緯については少々説明が必要だろう。
元々、KTMの2020年シーズンのラインアップは、ファクトリーチームであるレッドブル・KTM・ファクトリーレーシングがポル・エスパルガロとヨハン・ザルコ、サテライトチームであるレッドブルKTMテック3がミゲール・オリベイラとブラッド・ビンダーで確定していた。
しかし、ザルコが2019年シーズンの終了を待たずにチームを離脱。同時に2020年シーズンのレッドブル・KTM・ファクトリーレーシングのシートがひとつ空くことになったのだ。この1席に収まったのが、当初はレッドブルKTMテック3から昇格が決まっていたビンダーで、ビンダーのファクトリーチーム入りにより空いたテック3に、レクオーナが指名を受けたという経緯がある。
2020年シーズン、MotoGPクラスをレッドブルKTMテック3から戦うことになったレクオーナが、2019年バレンシアGPでオリベイラの代役として、一足早く最高峰クラスのレースデビューを果たしたというわけだ。そのレースは、19番グリッドからスタートし、中盤に転倒を喫して終えた。
2016年に世界選手権デビューをしてから、最高峰クラスフル参戦まで5シーズンで駆け上がってきたレクオーナ。世界選手権での優勝経験はまだない。どこか少年の面影が残る、若さにあふれたライダーだ。最高峰クラスのフル参戦デビューイヤーはどのような活躍を見せるだろうか。
(TEXT:Eri Ito)
■MotoGP通算戦績
初戦:2019年VAL
初ポールポジション:-
初ファステストラップ:-
初表彰台:-
初勝利:-
優勝:0
2位表彰台:0
3位表彰台:0
表彰台:0
ポールポジション:0
決勝ファステストラップ:0
ワ-ルドチャンピオン:0
■MotoGP:2020年シーズン戦績
出場:11回
優勝:0回
2位:0回
3位:0回
ポールポジション:0回
バイク:KTM
獲得ポイント:27
ランキング:20位