☆☆☆ ダニエル・リカルド
北米2連戦リタイアに笑顔が消えた彼。予選よりもレースに焦点を置き、マックス・フェルスタッペンと微妙に違うセットアップを熟考。メキシコGPのFP2まで完璧に進めていたが予選、決勝で破綻が。ルノーPUが正常であれば今年初めて“レッドブル1-2”展開になっただろう。
☆☆☆ フェルナンド・アロンソ
メキシコ予選Q1で5位浮上。低中速エリアのセクター2と3でシャシーのレスポンス性がクイックに。空力の改善というよりもサスペンション・チューニング効果だろう。好む感触にやっとはまり、レース終盤にはハミルトンとのバトルが実現。この10位は今年『最も価値ある入賞』だ。
☆☆☆☆ セバスチャン・ベッテル
2位6回と最速ラップ5回(北米2戦連続)、敗者となった彼にとってはもう意味のない戦績かもしれない。ハミルトンに食い下がった今シーズン、それを象徴するものだと個人的に思う。
この2戦はセッショントップが一度も無く、フェラーリが劣勢に追い込まれたのは明白だった。それでも最前列グリッド(2位&PP)につけた4冠王の意気地、決戦2レースもそれが充分につたわる負けっぷりだった。