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F1 ニュース

投稿日: 2018.04.29 10:19
更新日: 2018.04.29 10:20

トロロッソ・ホンダF1密着:実力が発揮できなかった予選。大事故を回避できたことが唯一の幸運

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F1 | トロロッソ・ホンダF1密着:実力が発揮できなかった予選。大事故を回避できたことが唯一の幸運

 予選Q1の終了まで、あと2分。Q2進出へ向けた最後のアタックを開始していたトロロッソ・ホンダの2人。GPSの画面にはブレンドン・ハートレーの直後にチームメイトのピエール・ガスリーが走行しているデータが映し出されていた。 

 田辺豊治F1テクニカルディレクターによれば、「2人の間隔は、約3秒だった」という。しかし、これはトウ(スリップストリーム)を使って、ストレートスピードを上げることを目的としたものではなく、1回目のアタックを終えた後、2回目のアタックを行うための時間が十分ではなく、ギリギリのタイミングで出て行くしかなかったためだったという。

 3秒の間隔でアタックしていた2人が状況はまったく異なっていた。
「1回目のアタックは黄旗が出ていたために、満足なタイムを残せなかった」というハートレーに対して、ガスリーは1回目のアタックでQ2進出のボーダーラインとなる15番手以内につけていた。

 1回目のアタックでマシンとタイヤの限界を探ることができないまま2回目のアタックを開始したハートレー。焦る気持ちがミスにつながった。セクター2の13コーナーで右側のウォールにタイヤをヒットさせ、タイヤがパンク。「タイヤに問題があるとわかったので、すぐにスローダウンした」(ハートレー)のだった。


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