8月26日現地時間午後3時10分、F1第13戦ベルギーGPの決勝が行なわれフェラーリのセバスチャン・ベッテルが優勝を飾った。
決勝日の朝は厳しい冷え込みで霧が立ちこめたものの、昼前には晴れ間が広がって気温は17度、路面温度は29度まで上昇した。
予選で下位に沈んだカルロス・サインツJr.(ルノー)とストフェル・バンドーン(マクラーレン)は同スペックの新品パワーユニット(PU/エンジン)に交換してストックを作り、バンドーンが最後尾グリッド、サインツが19番グリッドからのスタートとなった。
金曜の時点で2018年シーズン4基目のパワーユニットを投入していたバルテリ・ボッタス(メルセデス)とニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)もグリッド降格ペナルティを受けていたが、こちらはヒュルケンベルグが18番、ボッタスが17番グリッドに繰り上がった。
予選Q3進出組は全車がスーパーソフトタイヤ、10番グリッドに繰り上がったピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)以下はガスリーだけがスーパーソフト、サインツがミディアムタイヤを履いた以外はソフトタイヤでスタートに臨む。
スタート直後のターン1でヒュルケンベルグが激しくロックして止まりきれずフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)に激しく追突。
アロンソ車は前のシャルル・ルクレール(ザウバー)のリヤに乗り上げてリヤウイングを壊しながら乗り上げてストップ。アロンソ車が接触したダニエル・リカルド(レッドブル)のリヤウイングも壊れ、ここで3台がリタイアとなった(リカルドも30周でリタイア)。
押されたリカルドは前のキミ・ライコネン(フェラーリ)に追突し、ライコネンは右リヤタイヤをバーストさせてピットイン、14番手で戦列に戻ったがリヤの翼端板などにもダメージを負っており、その後リタイアを余儀なくされた。
ボッタスも1コーナーで止まりきれずセルゲイ・シロトキン(ウイリアムズ)に追突してフロントウイングを壊しており、ノーズ交換するためピットストップを行い最後尾に落ちている。
レースはセーフティカー導入となったが、SCが導入される前のケメルストレートで2番手のベッテルがルイス・ハミルトン(メルセデス)をオーバーテイク、首位に立っている。