4月13日現地時間午後2時、F1第3戦中国GPの予選が行なわれメルセデスのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した。
土曜日は朝から晴天に恵まれて温かくなり、予選が始まるころには気温20度、路面温度は35度まで上がった。
FP3で大きなクラッシュを喫したアレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)は、シャシー交換が必要となったため予選は不出場となった。アルボンのクラッシュで赤旗終了となったため一部のドライバーはタイムアタックを行なうことなくFP3を終えており、実力がハッキリとしないままの予選開始となった。
Q1は各車がコースインを遅らせるべく待機する中、まずウイリアムズ勢がコースインしてソフトタイヤでアタックを開始。ロバート・クビサはオーバーステアの酷さを訴える。
5分が経過したところで各車がコースインし、上位勢も含めて全車がソフトタイヤでタイムアタックをする。上位勢で最初にアタックしたのはフェラーリ勢だったが、トラフィックの真っ只中でアタックすることになってしまいタイムは伸び悩む。
次にアタックしたメルセデスAMG勢が大きく上回り、ボッタスが1分32秒658でトップに立つと、ルイス・ハミルトンは0.457秒差の2番手。さらにマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)までフェラーリ勢を上回って0.616秒差に付け、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は1.899秒差の4番手となった。
6番手のロマン・グロージャン(ハース)から16番手のランス・ストロール(レーシングポイント)までが0.6秒以内にひしめいているため、各車とも路面が向上する2回目のアタックが重要となり6番手グロージャン以下の全車がコースイン。中団勢では5番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)だけがガレージに留まって状況を見守る。
アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)は1回目のアタック中にマシンに問題が発生してピットに戻り、ノータイムのまま予選を終えた。これでQ1脱落は実質3台となった。
各車アタックした結果、ウイリアムズの2台とストロールが3戦連続のQ1敗退となり、15番手だったキミ・ライコネン(アルファロメオ)は14番手タイムを記録、ランド・ノリス(マクラーレン)は15番手で辛うじてQ1通過を果たした。