2019年のバルテリ・ボッタスはルイス・ハミルトンに対して互角の戦いをしているが、現F1世界チャンピオンのハミルトンは、メルセデスのチームメイトであるバルテリ・ボッタスをタイトル争いの唯一のライバルとは見ていない。
メルセデスは2019年シーズンにおいて完璧なスタートを切っている。これまで開幕戦オーストラリアGPからF1第4戦アゼルバイジャンGPまで4戦連続で1-2フィニッシュを飾っており、ボッタスとハミルトンのレース優勝回数は同じとなっている。だが、ファステストラップを記録したボッタスが1ポイントリードしている状況だ。
記録上では、ドライバーズ選手権においてメルセデスのふたりはすでにライバルチームのドライバーたちに大きな差をつけているが、ハミルトンはフェラーリやレッドブルのライバルたちがタイトル争いに挑戦してくる可能性をまだ退けていない。
「タイトル争いのライバルをひとりに絞るのはまだ早すぎる」とハミルトンは先週末バクーで語った。
「フェラーリは今週末のフリー走行と予選で素晴らしいペースを出していた。彼らの2台のマシンと、ドライバーふたりともが僕たちと同じようなパフォーマンスを発揮したら、差は大きく縮まると思うよ」
「まだ気を抜かずに集中しなければいけない。僕たちはバクーでアップグレードを持ち込まなかったけど、フェラーリはそうじゃなかった。だからパフォーマンスの観点からは(1-2フィニッシュは)少々驚きだった。ただ、僕たちもどこかの段階でアップグレードを施すよ」