ルイス・ハミルトンが、4月19~21日に上海インターナショナル・サーキットで開催された中国GPのスプリントレースで最初の8周をリードし、最終的に2位でフィニッシュしたとき、メルセデスは苦境を脱して『W15』のスイートスポットを見つけたと信じた。
しかしその数時間後、チームの楽観主義は絶望に変わった。7度の世界チャンピオンであるハミルトンは、予選の最初のセッションで3番目に遅いドライバーとなりQ1で敗退してしまったのだ。つまり、ハミルトンは日曜日のレースを同じセットアップで18番グリッドからスタートしなければならなかった。彼は挽回したものの順位は9位と振るわず、レース勝者のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)からほぼ1分遅れでのフィニッシュとなった。