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F1 ニュース

投稿日: 2016.10.04 14:34
更新日: 2016.10.04 14:40

サインツ、スタート手順に疑問「グリッドでストールしてるのに強行するなんて」

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F1 | サインツ、スタート手順に疑問「グリッドでストールしてるのに強行するなんて」

 カルロス・サインツJr.は、マレーシアGP決勝スタート直前にグリッド上でストールしていたと明かし、FIA F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングがそのままスタートを実行したことに驚いたと語っている。

 各車がフォーメイションラップのスタートを切るなか、フェリペ・マッサのウイリアムズが動けずに取り残されたが、他のマシンがグリッドに戻ってくるまでには、無事にピットに戻されていた。しかしスタート直後、今度はサインツが積むフェラーリエンジンが止まってしまった。

 サインツとエンジニアが迅速に対応し、MGU-Kによって車を再始動させることに成功、最初のラップで15位から11位までポジションを上げることができた。

 5つのレッドライトのうち最初のひとつの点灯が遅れ、イエローライトも点滅していたため、サインツはレースが通常どおりスタートするとは思わなかったという。

 スタート時のことを聞かれたサインツは「おそらく僕を待っていたんだと思う」と答えた。
「もう1周(フォーメイション)ラップをするためにイエローフラッグを出すべきかどうか、分からなかったのだろう」
「でも、ライトが点き始めて、一台のマシンが完全に停止していたのに、彼らはスタートを実行した。どうしてそんなことになったのか理解できない」
「レースがスタートして本当に驚いた」

2016年マレーシアGP カルロス・サインツ(トロロッソ)
2016年マレーシアGP カルロス・サインツ(トロロッソ)

 サインツはクラッチを温めていたのになぜエンジンが止まったのか、理由が分からないと述べている。

「普通、クラッチを温めているとき、少し強めにすると、エンジンストールの防止になるんだけど、今回そうはならなかった。とても驚いたけど、ステアリングホイールの操作でエンジンを復帰させることができた」

「今シーズンに入ってから、試したことがあったので、分かっていた。それでも普通はエンジンが切れたら、『くそ、もうおしまいだ!』って思っちゃうよね」
「すぐに僕のエンジニアが無線で思い出させてくれた。でも最初にやってみた時はうまくいかなかった」
「2回目にやってみた時、5つのライトが点灯したちょうどその時に、ありがたいことにエンジンがかかった。『ふぅ、これでライトが消えたらスタートできる』って思ったよ」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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