2019年F1日本GPの金曜、レッドブル・トロロッソ・ホンダでF1初走行を行った山本尚貴は、フリー走行1で17番手タイムをマークした。
ドライコンディションの下、山本はFP1でピエール・ガスリーのマシンに乗り、全ドライバー中最多の30周を走行、1分32秒018をソフトタイヤで記録した。レギュラードライバーであるダニール・クビアトのひとつ下のポジションにつけ、そのタイム差は0.098秒だった。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
山本尚貴 フリー走行1=17番手/2=-番手
セッションを通じて、マシンに慣れることにフォーカスしました。初めてのF1マシンはなんと言ってもパワーがすごく、非常に驚きました。これほどのパワーを感じたことはなく、これこそがスーパーフォーミュラとF1の最大の違いだと感じました。マシンやそのバランスについていくつか学ぶ点がありましたし、多くのことをチームにフィードバックできたと思います。
僕にとってホームグランプリですし、FP1から多くのファンが鈴鹿に来てくれました。レッドブル・トロロッソ・ホンダのファンの皆さんには本当に感謝しています。
ポジションとしてはより上位を望んでいましたが、最も重要だったのはクラッシュせずにエンジニアに情報をフィードバックすることだったと思います。チームがすばらしい結果を残すことを願っていますし、マシンを提供してくれたピエール(・ガスリー)に感謝したいと思います。
(自身のInstagramでのコメント)
最高な時間を過ごすことが出来ました! これまで経験してきたどのマシンよりも圧倒的なパワー、そしてダウンフォースを身体に感じました。
レーサーは結果が全てなので今日のFP1の結果はどの部分に対しても満足できるものではなかったですが、限られた時間の中で初めて走らせるこのマシンを可能な限り自分のものにしようと1周1周努力しました。そしていくつかのフィードバックもチームに出来たと思います。
今回のチャレンジが将来にどのような影響をもたらすことが出来るのか今はまだ分かりませんが、それでもこのチャンスを掴むまでの努力、そして今日の90分間に対する準備は僕をさらに強くしてくれたと思います! やはり努力は裏切らなかったです。
そんな経験と気持ちにさせてくれた @tororosso と @hondaracingf1 、そして応援してくださったスポンサーさんやファンの皆さんに心から感謝の気持ちを伝えたいです。皆さんのコメントそして声援が僕を後押ししてくれました。
4歳から夢見ていたF1のドライブ、それも母国GPのグランプリウィーク。本当に最高でした!
これからもっともっと速く強く走れるように頑張りますので、引き続き応援のほどを宜しくお願いします!! F1ファンの皆さんも応援ありがとうございました。