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F1 ニュース

投稿日: 2016.10.05 21:55
更新日: 2016.10.05 23:11

「0.015秒相当のゲイン」マクラーレンと曙ブレーキがF1技術提携10周年

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F1 | 「0.015秒相当のゲイン」マクラーレンと曙ブレーキがF1技術提携10周年

 F1日本グランプリを目前にした10月5日、マクラーレンと曙ブレーキの技術パートナーシップ締結10週年を記念した共同記者会見が、東京の曙ブレーキ本社で行われた。

 今回の共同記者会見には、マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエ、来シーズンのレギュラードライバーを務めるストフェル・バンドーン、そして、チームでプリンシパルエンジニアを務める今井弘氏が出席した。

曙ブレーキ/マクラーレン  共同記者会見の様子
曙ブレーキ/マクラーレン  共同記者会見の様子

 会見の冒頭で「曙ブレーキは、ブレーキのエキスパートとして、自分たちはその本質をどこまで追求できているか?という疑問のもとスポーツ活動を開始し、マウンテンバイクや全日本ロードレース、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦しチャンピオンを獲得するなど、それぞれのカテゴリーにおいて実績を残してきました」

「ですが、“究極のブレーキ”を開発するには、モータースポーツの最高峰であるF1に挑戦する事が必要と感じ、同時に、F1で勝てなければ、自分たちはブレーキのエキスパートとは言えないのではないか?という気持ちも強くなり、F1参戦を決断しました」と曙ブレーキ代表取締役社長の信元久隆氏がブレーキサプライヤーとしてF1に参戦した経緯を語った。

曙ブレーキ代表取締役社長の信元久隆氏
曙ブレーキ代表取締役社長の信元久隆氏

 曙ブレーキは「トップチームでなければF1に参戦する意味がない」とし、マクラーレンにアプローチ。マクラーレン側もそれに応え、ブレーキの現物を確認した直後に、技術ミーティングの場を設けたという。

「マクラーレンとパートナーシップを結んだこの10年間で、曙ブレーキは、技術力の向上やエンジニアの育成など、マクラーレンから多くの事を学び、成績の向上にも貢献できたと自負しています」と結んだ。


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