F1第18戦メキシコGP木曜日のFIA会見の出席者は、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、そしてセルジオ・ペレス(レーシングポイント)の5人。
まずは母国グランプリとなるメキシコGPの前に、ファンを同乗させて、コースを走る「タクシーサービス」など、さまざまなイベントに参加したペレスだ。
「8kmだけど、マラソン大会に参加したよ。まあ、いつもよりはちょっと忙しかったけど、メキシコGPは僕にとって特別なグランプリだから、僕が出席可能なイベントにはすべて参加した。もちろん、本番は今週末だから、いまはレースに集中している。最高の締めくくりにしたい」
前戦日本GPでポイントを獲得しているペレスは、それが99回目の入賞となった。今回、メキシコGPで入賞すれば、記念すべき100回目となる。
「できれば、地元で多くのファンとともに祝いたいね。昨年のメキシコGPはリタイアに終わったし、その前も入賞はしているけど、セーフティカー導入のタイミングで不運なレースが少なくなかったから、今回はいいレースになればいいと思っている」
2週間前の日本GPで自己最高位となる4位フィニッシュしたアルボン。ドライビングスタイルやセットアップでいつもと違うことを試したのか?
「4位はちょっと出来すぎだったね。正直、何も特別なことはしていない。ただ、あの週末はすべてが心地よかった。鈴鹿でレースするのは初めてだったけど、素晴らしいサーキットで本当に気に入ったよ。ちょっとだけ、ほかのサーキットよりも僕のドライビングスタイルに合っていたのかもしれないけどね。いずれにしても、いい週末だった」
アルボンが所属するレッドブルは、メキシコGPで2017年から2連勝している。F1初の表彰台のチャンスはあるのか?
「どうかな。今年はおそらく昨年までのようなアドバンテージは僕たちにはないようだ。ここ数戦いいレースをしているフェラーリがここでも力強いだろうからね。それはそれとして、僕は自分の仕事に集中するだけ。もちろん、表彰台に上がることができればうれしいけど、それだけに縛られずに、ベストを尽くすよ」
ジョビナッツィは最近の3グランプリの予選で、チームメイトのキミ・ライコネンを上回っている。最近好調の秘訣について、こう答えた。
「最近というより、僕の記憶では前半戦からキミとはかなり接戦だったと思う。たしかに後半戦は1戦ごとにパフーマンスが改善されて、それが自信につながっている。でも、それ以上でもそれ以下でもない。だから、それ(最近の3レースでライコネンを予選で上回っていること)については、特に答えることはない。いまは、予選でのペースをいかにレースで維持するかを考えているからね。それと来年についても、新しいニュースは何もない。いまは今週末のレースに集中している」